麻雀最強戦FINALをチュモ! 渋谷ABEMAS日向藍子が優勝!【麻雀最強戦2026 最強位vsMリーガーvs最強位頂上合戦】観戦記【決勝卓】文:飯盛裕美子

麻雀最強戦FINALをチュモ!
渋谷ABEMAS日向藍子が優勝!

【決勝卓】担当記者:飯盛裕美子 2026年9月13日(日)

A卓から勝ち上がったのは、渋谷ABEMAS・松本吉弘、EARTH JETS・三浦智博。
B卓からの勝ち上がりは、第17期麻雀最強位・二階堂瑠美、そして渋谷ABEMAS・日向藍子。
この4者による決勝戦。頂点をつかんだのは、渋谷ABEMASの日向藍子だった。

⬛︎日向に入った大チャンス手

大きなアガリが出ることなく、ジリジリとした攻防で進んできた南2局。
親番の日向に、勝負手が入る。
【發】、【南】、【中】が対子。さらにドラメンツも完成しており、役役・ホンイツ・ドラ1の満貫、あるいは役役・チャンタ・ドラ1の満貫が見える。ツモ次第では跳満以上まで狙える、大チャンス手だ。

三浦から切られた【中】をポン。打【5マン】として、チャンタやホンイツをみながら手を進めていく。
その後、【發】を暗刻にすると、チャンタもまだ残る形だったが、【3マン】を切ってホンイツルートへ舵を切った。

10巡目に持ってきたのは、1枚切れの【白】。
【6ピン】にくっつけば満貫。【白】を使ったテンパイになれば、跳満、倍満、さらには役満まで見える。守備型の印象が強い日向も、さすがにここは安全牌の【北】を切る。
次巡、日向が持ってきたのは【7ピン】。
これで【5ピン】–【8ピン】待ちのテンパイとなり、テンパイ打牌は【白】だった。
ほぼ完全安牌の【北】を切った直後に【白】が出てくる。
つまり、日向にとって【白】は「使いたかった牌」だったと考えられる。
イーシャンテンで【白】を残していたなら、【白】以外の部分に有効牌がくっついたことで、【白】が切られた可能性が高い。日向の河には筒子が1枚も切られていない。まだイーシャンテンの可能性もあるとはいえ、安全にいくなら筒子と字牌はかなり切りたくない。

しかし、一向聴の瑠美がすでに一度切っていた【5ピン】を再びツモる。これをツモ切りとして放銃。

日向にとっては、うれしい12000点の大量加点となった。

⬛︎条件戦特有の歪なオーラス

南2局1本場は流局。
南3局は松本が1000-2000をアガり、トップ争いに踊り出た。
そして迎えた決勝戦オーラス。

三浦 22800
日向 37100
瑠美 8500
松本 31600

三浦は跳満ツモ条件。
瑠美は三倍満ツモ条件。
松本は親番のため、コツコツ点数を稼ぎながら連荘してもいいし、大きなアガリで一気にトップを狙ってもいい。
一方、三浦と瑠美は条件が整うまでオーラスを続けたい立場。自分のアガリが難しいとなれば、松本にポン・チーをさせたり、あえて放銃することで連荘を狙う選択も出てくる。
松本は、かなり有利な立場にいる。
対して日向は、自分でアガリにいかなければ終わらせることができない。
これが条件戦特有の、歪なオーラスだ。

⬛︎アシスト放銃でつながれたオーラス

オーラス0本場。
日向には、【中】がポンできれば、という手が入っていた。しかし肝心の【中】はなかなか顔を見せない。日向は【中】バックのチーテンを取るが、【中】は2枚とも山に残っている。
テンパイまで絞られていた【東】が放たれ、松本がこれをポン。
そして瑠美が【4ピン】を切り、松本が2900のアガリ。
日向に終局を許さない、条件戦ならではのアシスト気味の放銃だった。

⬛︎ABEMAS対決、勝者は日向

優勝まであとわずかの松本。
あと少しでトップを奪われてしまう日向。
決着がついたのは、オーラス1本場だった。
先に仕掛けたのは日向。
【南】バック、タンヤオ、どちらも想定したカン【7ソウ】チーからの発進だ。門前のイメージが強い日向だが、この場面ではがむしゃらに前へ出る。時間が必要な手牌だと判断したからこそ、この仕掛けだったのだろう。

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