魔王・佐々木寿人、ここに降臨 圧巻の勝利【Mリーグ2026-27 観戦記 9/22 第1試合(麻雀2ch)】担当記者 松澤悠介

あっという間に【白】・【中】のシャンポン待ちまでたどり着く。

大介が優から出た【4ピン】をチーして聴牌。

その大介から――【中】が打たれた。寿人、7700は8000点の加点。

このアガリで持ち点は50000点を突破。魔王の時間が、完全に始まった。

 

南2局2本場

寿人は再び筒子のホンイツが見える好配牌。

一方、優は3巡目にカン【3ソウ】待ちでリーチ。

すると、その宣言牌の【白】を寿人がポンした。

一瞬、背筋がぞくりとするような仕掛けだった。

相手のリーチを前にしても、自分の手を信じて無筋を打ち込んでいく。まさに、ここまでの寿人を象徴するような攻めだ。

果たして優は、この魔王を倒して勇者になれるのか。

 

13巡目、大介にも【5ピン】を切れば聴牌という場面が訪れる。

しかし【5ピン】は寿人にも優にも切りづらい牌。大介はここで【東】を切り、一度回った。

そして優が【3ソウ】をツモ。

リーチ・ツモのアガリで加点し、2着へ浮上した。

裏ドラこそ乗らなかったが、優にとっては大きな加点となった。

 

南3局

親番の茅森は【西】の対子を落とし、さらに高打点を狙う。ここで大きく加点してトップを目指す判断だ。

大介もドラの【7ピン】を使いたい局面で索子を落とし、【8ピン】を引いて絶好の形を作る。

そして寿人も、萬子に寄せた手牌が仕上がってきた。寿人は七対子の【8マン】待ちで聴牌。

さらに大介も【1マン】【4マン】【7マン】待ちで聴牌し、リーチ。大きく勝負に出る。

寿人は【5ピン】待ちへ変化。ダマテンでも満貫の大物手だ。放銃しても致命傷にはなりにくく、自身がアガれば大きな加点になる。

そして――。寿人が最後の1枚を引き寄せる!ツモ・七対子・赤・ドラ2。3000-6000。

またしても寿人の強烈な手が決まった。

 

南4局

優は大介から出たドラ【7ピン】をポンし、タンヤオでの進行。そしてカン【4マン】待ちの聴牌。

大介の手には【4マン】【6マン】が残っており、聴牌の仕方次第では【4マン】が打たれる可能性もある。

しかし、最後まで優にアガリ牌は訪れなかった。

そして終局。

優は手牌を開かず、2着を確定させた。

魔王には屈した。それでも、現実的に取れる順位を確実に取り切るための選択だった。

 

 

南場で4度の高打点ツモを決めた寿人が、KONAMIにチーム初トップを持ち帰った。

東場では大介が先行し、寿人も一度は5200を放銃する苦しい展開。

それでも南1局の3000-6000を皮切りに、南2局では4000オール、一本場では7700は8000、南3局でも3000-6000。

一度火がついた魔王は、最後まで止まらなかった。もちろん、目を引くのはその圧倒的なアガリだ。

しかし、この半荘で寿人が見せたものは、それだけではない。

南2局、茅森のアガリ牌である【3ソウ】を掴んだ場面。

そこで無理に止まるのではなく、手を組み替え、最後は海底の4mを引き寄せ、4000オール。

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