独自の進化で最新AIをも凌駕していく 赤坂ドリブンズ・渡辺太の「アグレッシブ・TONIGHT」【Mリーグ2026-27 観戦記 10/15 第2試合(麻雀ch)】担当記者 ゆうせー

独自の進化で
最新AIをも凌駕していく
赤坂ドリブンズ・渡辺太の
「アグレッシブ・TONIGHT」

文・ゆうせー【木曜担当ライター】2026年10月15日

第2試合

東家:渡辺太(赤坂ドリブンズ)
南家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:仲林圭(U-NEXT Pirates)
北家:東城りお(BEAST X)

ネット麻雀界隈では、ドワンゴによって麻雀解析AI「NAGA」の最新タイプがリリースされて、話題となっている。

今までにもあったNAGA5タイプはネット麻雀「天鳳」の過去の強豪プレイヤーがモデルだ。

中でも、「オメガ」タイプは、純度100%の渡辺太牌譜から出来ている。

また、混血(というのだろうか)「ニシキ」タイプにも、太の血が混じっていることが明らかにされている。

Mリーグの牌譜をNAGA解析にかけて、太と「オメガ」や「ニシキ」との一致率が高くなるのは、いわば自然のことなのだ。

そんな中、太は、


「既存タイプのNAGAに寄せることをあまり意識しない」と話していた。

それは、時に「打点を見ながら、大きく狙っていく打ち方をしていく」ことも含むのだろう。

例えば、東4局、

太はここから、

ピンズのリャンメンを払った!

浮いている【7ソウ】はドラそばの牌だ。

マンズのホンイツか、ドラを使うという「打点に寄せた」選択だ。

NAGA各タイプを見てみよう。

(NAGA解析はt-yokoさんのnote、https://note.com/tyoko_tenhou6dan から筆者が購入しました)

太をモデルとした「オメガ」の解析は、

こんな感じだ。

慣れないと少し見づらいと思うが、牌の上にあるのが推奨バーで、右側には「指定したNAGAタイプ」が何をどれくらい推奨しているのか(選びそうか)というのがバーの長さや数字を使って記されている。

ヘビのアイコンがびっくりしているように、【4ピン】はほとんどオメガの選択肢にない。100を分ける中で、3.1の推奨度だ。

今までにあったタイプのNAGAは、このように「既存のターツを崩さずに」手を進めることが多い。

ただ、太モデルといっても、使った牌譜は5年くらい前のものだろう。

オメガは太ベースだが、太はオメガではない。

オメガの進化は今のところ止まっていても、太はそれからずっと強くなり続けているからだ。

たまに「オメガ=太」という表現を目にするが、それはある面で合っているけれども、ある面では合っていないと言えよう。

そして、「今の」太が選ぶ、この打【4ピン】は、

なんと、ドワンゴが送り出した、最新の「自己改善型」トップ取り特化モデルの「ウロボロス」と一致する。

──なんと凄いことだろうか。

自身の打ち方で一時代を築き上げてAIのモデルにもなったプレイヤーが、新しいフィールドで経験を積んで、新たなフォームで麻雀を打つ。

その一打が超最新モデルと同じなのだ。

今は、このような打点を見据える打ち方「も」太は使いこなしていく。

もちろん、全打牌がウロボロスと一致するわけではないが、こういう要所で「方針」が合うこと自体にときめきを覚える。

このあと太は、

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