しかし、そこにはいつもの笑みはなく。
さらに南2局の
と
のシャンポン待ちとした局。
アガリまで結びついたにもかかわらず、それでも黒沢の表情は変わらない。
確かに、黒沢らしいドラを多く重ねた高打点の手でもなければ、華やかなアガリでもない。
それでも、その表情には悔しさや悲壮感ではなく、何かをかけたような静かな強さがあった。
その胸に秘めた想いとは、一体──。
そして,迎えた南4局2本場
点棒状況はご覧の通り。
四者の点差はわずかであり、誰がトップになってもおかしくない展開となっていた。
そんなオーラス、黒沢が逆転トップをつかむための条件。
それは、リーチ棒1本に2本場を加味すると、マンガンの出アガリ、あるいはツモなら1,300・2,600以上となっていた。
最初の分岐点は4巡目の、思いがけず
がトイツになった、この瞬間だった。
黒沢は、ここで
最新AIが推奨するのは、ここで
切り。
驚くべき事は、その推奨率が100%という点だ。他のタイプのモデルでも、同様の結果となっている。
こうしてAIには辿り着けない景色へと向かっていくことに。
そして、次なる分岐点が訪れたが6巡目であった。
なんと
のトイツ落としが活き、残していた
が重なってピンフのイーシャンテンとなった何切るシーン。
ドラ受けも残っており、ピンフにしてそのドラをツモれば、無条件で逆転トップとなる手格好である。
そうなると、
や
、あるいは形を決める
あたりが候補に挙がるかと思われたが、黒沢が選んだのは…
ツモ切りだった!!
Mリーグ・ルールにマッチした、トップ量産型のウロボロスが推すのは
切り。
ピンフを確保しつつ、
や
引きからタンピンへの変化も見据えた一打である。
には推奨バーが全く出ていない。
参考までに、旧タイプの推奨はというと、
や
切り。
目一杯に構えつつ、場合によっては一発や裏ドラ・赤に期待する打ち方となっていた。こちらも、
切りを促す指針は存在していない。
最新タイプと旧タイプ。
それぞれが示した、異なる2つの道。
しかし、黒沢が選んだのは、そのどちらでもなかった。推奨をなぞるのではなく、自らの感覚で選び取った第3のルートとなる
という道。
その先に待っていたのは…
このルートでしか受け入れられないカン
の引きによる最速テンパイであった。
もちろん、結果論なのかもしれない。期待値だけで見れば、選びにくい一打だったのかもしれない。
そんなとき、私は黒沢の著書に記されていた言葉を思い出した。
絶好の宣伝チャンスに、なんと宣伝するのを忘れました←おバカ
てかともくん、早く読んでよね
49p、75p(写真)、82p(写真)、148p、154p、158p←登場シーン
牌想い 笑み咲きほこれ 華ふぶき✨
https://t.co/jIf3rokVt8 https://t.co/dLt58VFACx— 黒沢咲⚡️ (@kurosawasaki) October 23, 2026
「私は麻雀を確率や期待値のゲームだとは思っていません。」













