【西原理恵子 & 山崎一夫】平均着順より 平均収支を重視【でかぴん麻雀入門】

平均着順より
平均収支を重視

2021年の成績はどうでしたか? と聞かれても平均着順で考える人もいれば平均収支の人もいる。

平均収支の中でも、競技麻雀の純粋な得点だったり、セットやフリーの経費引きの絶対値だったりと色々。

ここでは後者の成績の改善が目標。

最近はフリー麻雀でも着順や収支などの成績をつける人が増えています。

正確なデータを採ってそれを今後に参考にするのは素晴らしい。

記録しないと勘違いも多くなりがち。

「トップがしばらく取れて無いなあ」

と漠然と思ってたのが3日目だとか。

私のことですが。

記録採りの利点はたくさんありますが、実は欠点もある。

平均着順転落を恐れて、トップを早めに諦めてタンピンをダマテンで2着維持とか。

毎度の基本です。

ダマ2000点をリーチして、アガリ確率を半分に落とす。

その代わりもしアガれたら素点とチップで3倍の6000点相当になると。

希望的観測のように感じるかもしれませんが充分あり。

リーチの発声だけで2倍。

これ凄いルールです。

アガり確率が1/2なら丁度逆数でチャラ。

(ギャンブルやゲームでは大事)

それに裏ドラの乗る確率が1/3。

ツモってチップが3倍になる事も考えれば、かなり魅力的な取引なんです。

平均着順は自慢できるレベルでもたいして勝ってないとしたら、本末転倒かもしれません。

ただしダマテンの8000をリーチしても平均得点は3倍には遠く及ばないので、何でもリーチを奨めているワケじゃない。

効果的なのは2000点から4000点の間ですが、

「3900点が3倍になるとは思えない」

という方、正解です。

得点はめったに3倍になりませんが、チップまで加味すると、見当はずれじゃない。

今のフリーは確定マンガンからリーチ打つ人は増えてますよ。

リーチでアガリ確率が落ちるのは放銃が減るから。

ツモアガリは減らないどころか却って増える。

ツモ数が伸びることが多いから。

相対的にも絶対的にもツモアガリが増えると、ポジティブに行きましょう。

フリーなどの収支最優先の麻雀では、ダマや迷彩の出アガリがカッコいいと思ってはいけません。

捨て牌をみんなに読んで貰って止めて貰う。

読めるあるいはそう見える捨て牌は、正確な手順で打った形跡なので自慢してもいくらいです。

トップが無理なら
キズを小さく

【3マン】【4マン】【5マン】【6マン】【7マン】【8マン】【5ピン】【赤5ピン】【3ソウ】【3ソウ】【6ソウ】【8ソウ】【8ソウ】 上家 【赤5マン】

私の店たぬの、ラス目のお客さんが、【赤5マン】を下メンツでチーして【8マン】切り。

1シャンテンのままですが、3トイツではメンゼンではちょっと厳しい。

いずれ鳴くんなら、赤を貰っておこうという事でしょうね。

その後鳴きタンヤオ赤2枚をツモって、ラスのまま実質1K、ソフトPの着順分を確保してました。

1000点アガって1ランクアップのほうが、平均着順と満足度は上がりますが実質実入りは似たようなもの。

無理にランクアップを目指して、実質5着に転落は悲惨。

かく言う私もありがち。

「どうせラスだからしょうがない」

は禁句。

「どうせ」の時点ですでにダメ。

その後には「いっその事」が続く思考に陥りがちだしうですよ。

「いっその事飛んでもやむなし」

平均着順は変わらなくても、実質5着落ちは避ける。

見えにくい5着落ちは他にもあって、こちらのアガリを遅らせる事が、親の6000点と2オールを誘発すればこれも5着落ち相当ですからね。

素点の6000オールと書きましたが、こちらがそれに見合えば、素点勝負チップ勝負なのでOK。

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