「リーチ」か「ダマ」か⁉︎たろうと茅森、明暗を分けた4000点の攻防【熱論!Mリーグ】

熱論!Mリーグ【Fri】

「リーチ」か「ダマ」か⁉︎

たろうと茅森、明暗を分けた

4000点の攻防

文・masasio【金曜担当ライター】2018年12月21日

2018年最終戦。

早いもので2018年も終わろうとしている。

年が明けたときは、あれもやろうこれもやろうと考えていてもあっという間に12月。

Mリーグも始まったばかりだと思っていたら、もう後半戦。

「遠い未来のことだと思っていたことが、気が付けばすぐ近くに来てしまっている」

そういう経験は誰しもあることだろう。

ともかく今日は2018年最終戦だ、早速対局を見ていこう。

 

本日は1位、2位、4位、7位の対戦。

風林火山、ドリブンズはなんとか首位で2018年を終えて、気持ちよく新年を迎えたいところ。

一方4位アベマズと7位フェニックスの差は140ptほど。

今日一日で十分入れ替わってしまうポイント差だ。

フェニックスは少なくとも最下位は脱出しておきたいだろう。

各チーム思惑がある中、気持ちよく新年を迎えることができるのはどのチームになるか?

注目したい。

対戦相手はこちら。

 

勝又、多井、たろうの重量級の選手に紅一点茅森。

の組み合わせに見えるが、

 

実は勝又、たろう、茅森は、現在平均打点のランキングで上位を占める選手だ。

とくにたろうは2位の前原に1000点近く差をつけている。

8300点というのは実はとてつもない数字で、アガったら平均で子のマンガンくらいあるということだ。なんと恐ろしい。

(ちなみに比べるものでもないが筆者の天鳳での平均打点は5700点だ)

対戦数も少ないので、たまたまということもできるが、何か秘密があるに違いない。

Mリーガーの打点の作り方にも注目したい。

 

東1局

たろう、

この手からを切った。

受け入れだけで考えるならなのだが、良形を固定した。

リャンメンに固定しておけば、ピンフの1ハンも付くし、ツモの1ハンが付く可能性も増える。

良形テンパイを目指すのは実は打点を上げることにもつながっているのだ。

狙い通りを引いて盤石のイーシャンテン。

 このままを引いてピンフ赤1のリーチを打てた。

一方、親の勝又

を引いて1メンツ完成したところだが、慌てず騒がずのターツを払っていった。

手なりでを切っても愚形、安い、遅い、の三重苦。

どうせ先手を取るのは難しそうなので、ダブの重なりを期待している。

勝又も狙い通りを重ね・・・

 が鳴けてダブホンイツの親マンイーシャンテン。

非常に価値の高い手牌になった。

最近は何でもかんでも字牌を切る風潮があるが、しっかりメリットデメリットを比較して切るようにしたい。

たろう、勝又、両者ともらしさは見せたのだが、この局は多井のマンガンツモアガリ。

続いて東3局

勝又

 

をポンしてのターツを払っていく。

親の茅森が、と手出ししており、かなり不穏な空気が流れているが、それくらいでは手牌進行に影響はないということだろう。

あくまで価値の高い手を目指していく。

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