オーラス2本場
勝又が4巡目に先制リーチ
ドラ暗刻のリャンメン待ちだ。
たろうと茅森の差は300点差。
このままツモってくれれば茅森トップだが・・・・
茅森に試練の時。
唯一役無しになってしまうツモでテンパイ。
頭を抱える茅森。
天才茅森の選択は・・・
行った!!
30秒ほどの長考後、リーチに踏み切った。
私の第一感はダマだったが、どうだろう。
ダマのメリット
・勝又がツモアガった瞬間にトップ確定。
・危険牌を引いたらオリたり回ったりできる。
・役アリのテンパイに待ち替えできる。
ダマにしていると勝又がツモなら何でもトップになるが、リーチ棒を出してしまうと、1300/2600以上のツモじゃないとトップにならない。
ドラがなので使いにくいことも加味するとこの差は大きいような気がする。(実際は勝又ドラ3なので関係なかったが)
リーチのメリット
・自分がアガれる可能性アップ
・多井が勝又に放銃してしまうとトップになれない。(多井は3着に上がるのにマンガンが必要。ある程度押してきそう)
などの理由があるだろう。
非常に難しいところだったが、やはりなら待ちもそんなに悪くないというのが大きかっただろうか。
しかし結果は
茅森が勝又に8000放銃。
たろうが熾烈なトップ争いを制した。
最後のリーチ判断は非常に難しいところで、結果も悪い方に出てしまったが、このリーチを打たせたのはたろうだ。
南1局、ドラ暗刻の手をダマではなくリーチでアガリ切った。
8000点を12000点に。
この4000点差が茅森を追い詰め、リーチを打たせたのだろう。
もしこの4000点差がなければ、タラレバにはなってしまうが、茅森はリーチに行かず、放銃することもなかっただろう。
トップを取ってニコニコのたろう。
そりゃ3万点差をまくってのトップならそりゃあ気分もよいだろう。
と思ったらインタビューで変なことを言っていた。
「なんといってもものすごい追い上げでしたね~」
という質問に対して
たろう「いや、ずっと気持ちはトップだったんで。3人下競りになった時もトップだと思っていたので。その通りになってよかったです」
気持ちはトップ・・・
ちょっと何を言っているか分からないが、強くトップを意識しているということだろう。
打点ランキング1位の面目躍如の活躍で、ドリブンズが首位攻防決戦を制した。
皆さんもMリーグ選手たちの打点づくりを参考にしてみてはいかがだろうか?
続く2戦目もドリブンズ園田がトップでさらにポイントを伸ばした。
対照的にフェニックス近藤は4着になってしまい、最下位脱出はならなかった。
これで2018年度の対局がすべて終わった。
残りは30戦を切って、まだまだ分からない状況ではあるが、上位2チームはかなりファイナルステージ進出が見えてきたと思う。
特にドリブンズは選手の傾向からして、ファイナルステージ進出をゴールとせず、優勝を目指してさらにポイントをたたきに来ると予想される。
この独走状態に待ったをかけられるかが一つの見どころだろう。
また4位争いは麻雀格闘倶楽部が浮上してきたこともあって熾烈を極めている。
こちらはまだどのチームもどうなるか全くわからない。
個人的には「最高で最強」の近藤。今季3冠を獲得して勢いに乗る魚谷を擁するフェニックスがこのまま最下位に沈んでいるとは考えにくい。
もちろんほかのチームも一癖も二癖もある選手ばかりだ。