場況を見ても悪くなさそうなカンリーチだ。しかし、これがなかなかアガれない。ここで土田は調べてきていたデータを披露する。
土田「松本のリーチ成功率は五割を超えている(51%)んで…」
ふむふむ、
土田「さっきアガったから、今回はアガれないのかなー」
いやいやいや、そういうもんじゃないですw コメント欄も大爆笑だった。
この局は流局となった。しかし、この結果は、
近藤「松本からしたら、そこそこいい流局かもしれませんね」
土田「第2希望ですね」
第2希望という言葉のチョイスが秀逸だ。みんなが知っていてしかも頭にスッと入ってくる。お茶の間で観戦している方にもピッタリだと感じた。
東4局
萩原が5巡目に選択を迫られる。
マジョリティは、引きでテンパイする、打か。
萩原の選択は、
打。
土田「一通狙いですね」
速い。
マジョリティとは違う打牌であろうと、その意図を汲むのがとてつもなく速かった。長年の経験と雀力に裏打ちされた思考速度なのだろう。
この局は萩原の一人テンパイで流局。
さて、南入だが…
土田「なんて早いんだろう!!!!」
(笑) 聞いている側も早く感じた。それだけ引き込まれる解説だ。
南1局
この局のドラは、半荘中3回目となる。
土田「末広がりですねぇ…」
これも面白い言葉だ。巷の雀荘では耳にすることもある言葉かもしれないが、が漢字の「八」だから末広がりと呼ばれることを知らない方も多いはずだ。Mリーグは視聴者層も広い。Mリーグから麻雀に興味を持った方は特に、
『末広がりっていうんだ、面白い!』
新鮮に感じたのではないだろうか。言葉自体が専門用語でないのも伝わりやすくてなんとも良い。と、ほのぼのしていると…
土田「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
なんだなんだ、と思ってモニターを見ると、
親である松本の切りに反応しているのである。
土田「(このに続いて)マンズ、ピンズの3から7までの牌が出たら、だいたいもうマズイな、と」
なるほど、松本の河の見え方についての解説だ。そして、
このようにまさにドンピシャの河になった。解説二人は大興奮。