“敗者が勝者を造る”赤坂ドリブンズの優勝を輝かせ、爪痕を残して散ったMリーガーたち【熱論!Mリーグ/FS第24節】

「勝ち負けだけではなく、麻雀を通して社会貢献できるようなプロを目指したい」

と最後に多井は語った。

このプロ意識は、ABEMASのチームメイト2人のみならず、これからのMリーガーや麻雀プロに脈々と受け継がれていくに違いない。

ABEMAS 3位

 

 

そして栄えある初代のチャンピオンになったのは…

 

ドリブンズだ。

ファイナルの着順が上から(10・8・5・1)と、影も踏ませぬ強さを見せた。

 

「勝つことが最大のファンサービス」

 

と語っていたドリブンズとしては、最高のファンサービスを見せることができただろう。

ドリブンズの強さが目立ったように見えるファイナルだが、解説の土田浩翔はこう言っていた。

 

「敗者が勝者を造る」

 

名勝負には必ず敗者がいる。

なかなか勝てずにうつむく男がいた。

歯を食いしばって耐えた。

泣き出す打ち手もいた。

それでも仲間同士で支え合い、諦めずに次の配牌を取り、自分の意志を持って牌を打ち出し、戦いを挑んでいく様を我々は見届けた。

この理不尽の塊のようなゲームで私が見たものは、我々と同じように苦しむプロ達の姿だった。だからこそ同じように悲しみ、そして同じように喜べるのかもしれない。

来季はどのような戦い、そして人間ドラマをみせてくれるのだろう。

早くも楽しみである。

(C)AbemaTV

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