しかし無情にも、魚谷の当たり牌は脇に流れていく。
そしてツモれないまま、とうとう
を掴んでしまう。
既に通っている
を切って、ソーズ待ちでのアガリを狙う。
するとやってきたのは、なんと3枚目の
。
一見アガリが見込め無さそうな
単騎になってしまった。
しかし、天は魚谷を見放してはいなかった。
実はこの
は、まだ山に3枚残っていたのである。
力強くツモり上げ、渾身の700-1300。
これが決め手になり、魚谷が久々のトップを獲得した。
実は魚谷、ここまでほぼ淀みなく、一定のテンポで打っている。
鳴き仕掛けはリーチへの対応が難しいのだが、魚谷の豊富な経験に裏打ちされた判断が光る一局だった。
奇しくも、ピックアップしたどちらの局も
単騎で和了していた。
魚谷は
に愛されているのかもしれない。
麻雀に関しては非常にストイックな彼女だが、卓外での活動はかなり幅広い。
ヨガに料理に人狼に…次は鍼治療かな?
ゆっくり休んだ魚谷が、来期も強気に泳いで大活躍してくれることを願って、この名場面集の締めとさせていただく。
(C)AbemaTV

都内のAI企業で働くエンジニア。観戦記ライター3年目。現在は仕事の合間を縫って都内の様々な雀荘、麻雀BAR、大会に出没中。
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