西原理恵子 & 山崎一夫 初心者は全ツでラス率を上げる!

初心者は全ツで
ラス率を上げる

あかん。昨日まで3日トップがありません。
合計で何回打ったか分かりませんが、何をやってもダメ。

リーチの空振りが数回続いた後、ホンイツタンヤオで仕掛けてみたんですが、逆にリーチ攻勢を受けて、逃げまわる始末です。
いよいよ手詰まり。

「うーん」

迷った末に、二軒リーチの高いほうに、高めで放銃するというドツボです。

「こっちなら1300だったのに」

それ言わんといて。

30年近く前、麻雀上達法として「棒テン・即リー・全ツッパ」を提唱したんですが、これは漫画家の西原理恵子さんに教えたのが最初です。

西原理恵子さんの漫画にも登場し、近代麻雀の編集長が「そんなので勝てるか!」と、西原さんに怒るシーンがありました。

当時の麻雀戦術の主流は、

●華麗な手役志向。
●迷彩でロン牌を引き出す。
●相手の待ち牌は読める。
●放銃は恥。

などでした。

これはナガマン(東南戦)を前提にした戦術で、当時私が打っていた東風戦では、ちょっと間に合わない感じでした。

特に初心者が学習するのには、経験のデータの種類と量が少ない。

「危険ゾーンの遥か手前で降りてたら、どこまで踏み込んだら本当に危険なのか分からない」

裏スジ、間4軒、ソバテン、ドラ表示牌、アンコスジ、これしか無いだろうと思っても切れ」

え、当たった? それはレアケースです。
なんて、ちょっと無責任な記事を書いていました。

私が打っていた東風戦は、ナガマンに比べると半分以下の時間で終わり、手役志向や迷彩は間に合いません。
麻雀のキャリア蓄積は、

●打った時間よりも、打ったオーラスの回数。
が影響力が大きいんです。

一時打ってた、サンマの東風戦は「開局、ラス前、オーラス」でした。
聞いただけで、勝負が早そうでしょ。

放銃もラスも恥ではなく、ゲタを履く(終わる)までの単なるプロセスで。

「チー、ポン(バック)、ロン。はい敗け分。次行くぞ」

ラス確アガリも平気な人が多かったんです。
そのころもすでに、速攻麻雀はありました。

カミソリ灘こと灘麻太郎プロや、「ごみ拾い麻雀」と揶揄されることもあった、田村光昭プロの打法です。
当時麻雀用語にデジタルはありませんでしたが、もしかしたらハシリなのかもしれません。

●初心者は防御よりも、攻撃重視。

●全ツでラス率を意識的に上げて、トップラス麻雀を目指せ。

●トップの増加率がラスの増加率よりも低くても、トータルではトップ賞が補ってくれる、ハズ?

 

リーチでアガり確率を下げる
余剰牌で放銃確率を上げる

私は若い頃からギャンブルをやっており、みなさんにもオススメしています。
若いうちに自分でリスクを取って、痛い目に遭っておいたほうが、きっと役にたちます。

私自身は、商売に何回も失敗したり、思わぬ税務署の攻撃に打ちのめされたりで、あまり役にたってないんですけどね。
ギャンブルは見た目の損得と、実際のそれが違っていることが多いです。

ルーレットは、どういう張り方をしても、最終的な期待値(平均の損得、実は損だけ)は同じですが、人によって損得の見え方が違います。

当たる確率重視の人もいれば、配当重視の人もいます。

漫画家でタレントの蛭子能収さんの、確率重視はとても有名です。
好きな競艇では、何点も買いすぎて、当たったけど赤字になることがすごく多いと、昔ボヤいてました。

「けっこう当たってるハズなのに、計算したら去年は二千万円くらい負けてた」

当時私はパチンコを専門にしており、床に落とした玉を拾うような生活だったので、逆にそれだけ負けられるのが羨ましかったです。

あの、落ちてる玉じゃなくて、私が落とした玉ですからね。
当時私が好きだったパチンコ台は、今は無き一発台。名前からして凄いでしょ。

大当たり穴に一発入れば、それで一万円分の玉が出るという過激な台です。

ご想像のように、確率は異常に悪いです。おそらく3000分の1から5000分の1くらいでしょうが、確率の良い機種よりも期待値的にはたいてい損でした。

パチンコ店にとってもリスクが大きいので、期待値は小さくなりがちです。

これは あくまでも全体の平均なので、たまたまお宝台を見つけることができれば、逆に大カッパギになってしまうんです。
クギ調整のミスで日当十万円くらい。ゴト師の仕掛けた不正台で半日十万円という台に遭遇したこともあります。

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