せっかくギャンブルをするのなら、私はハイリスク・ハイリターンのほうが好き。
実際には、ローリターンやノーリターンのことが多いのが怖い所です。
「リーチはアガれる確率を半分にして、得点を3倍にする」
と時々書いてますが、麻雀でも確率重視と得点重視の人がいます。
昔の言い方ですが、
「ダマでアガリ癖を付けたい」
などは、確率重視の心境だろうと思います。
「薄いほうが先に入ってツキは万全になった。即リーで根こそぎだ」
とかね。
あまり書いたことはありませんが、棒テン即リーよりも、難易度とリスクが高くて、その割に効果がイマイチな打ち方を、私は良くやってます。
棒テンの基本は、中盤の「4トイツ1メンツ半」からのメンツ手志向と、2トイツ残しの完全1シャンテンです。
リャンメン2つを固定して安全牌を持つのではなく、シャボ引きの可能性を残す打ち方です。
リャンメン2つ16枚受けプラス、シャボの4枚の合計20枚にします。受け入れ25%アップは、放銃のリスクを引き受ける価値がある値です。
この無駄の無い形になる直前に、雀頭のタンヤオへの切り替えのために、中張牌をノベタンやタンキで残すんですが、けっこうスリルがありますよ。
123を345に2軒飛ばしするために、2を中ぶくれで持ったり、5の浮かし打ちをしてます。
首尾よく決まれば、高得点プラス脳汁全開ですが、
「あの牌さえ残さなければ」
という後悔も良くあります。
放銃したのはレアケースだと割り切るようにしていますが、連敗が続くと(ヘンな表現かな)、委縮して安全牌を持ちがちです。
なんとかメンピン・ツモアガれた時には、
「あの牌を使えば、メンタンピン・ツモ・三色のハネマンだったのに」
やはり後悔したりとか。
ベストのバランスは私には分かりませんが、リスクを多めにとって、学習の量を増やしたいと思ってます。
リアルではコスト高になる可能性が高いので、ネット麻雀を活用するのもいいですよね。
さて出勤。今日もトップ取れなかったら、さすがに落ち込みそうです。
(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2015年6月1日号)
●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
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