麻雀入門(その13)

基礎編4
4-2.「鳴き」
麻雀は自分で牌山からツモってくる以外にも、他の人の捨て牌から必要な牌を持ってくることができます。
それが「ポン」と「チー」そして「カン」です。

「ポン」
誰かが自分の手牌に2枚ある牌を捨てたとき、「ポン」と発声して手牌の2枚を全員に見せます。捨て牌の欲しい1枚を持ってきて、右側に3枚を見せた状態で出します。このとき、誰から「ポン」したのかわかるように、持ってきた河の人の牌を横に向け、右・向かい・左を明示します。これでメンツが完成しました。その後に、手牌から不要な牌を1枚捨てます。「ポン」があった場合、次にツモるのは「ポン」をした人の右隣の人になります。

「チー」
例えば、自分の手牌にマンズの2と3があって、マンズの1か4をツモってくることが出来れメンツが完成となるのですが、なかなか思ったようにツモってくることは出来ません。すると、自分の左側の人が、自分の欲しいマンズの4を捨てました。そこで「チー」と発声してマンズの2と3を全員に見せましょう。そして左の人の捨て牌からマンズの4を持ってきて、マンズの4・2・3と並べて右に置きましょう。その際に、鳴いた牌がわかるように、横向きにしましょう(この場合はマンズの4)。これでメンツが完成しました。その後に、手牌から不要な牌を1枚捨てます。「チー」があった場合、次にツモるのは「チー」をした人の右隣の人になります。

「カン」
自分の手牌に刻子が出来ているところに、4枚目の同じ牌をツモってきました。
「カン」と発声して、この4枚を全員に見せて右に並べて置きます。両端の2枚を裏返しにして、王牌の端の牌を1枚ツモります(この牌をリンシャン牌と呼びます)。このリンシャン牌でアガった場合、「リンシャンカイホー」という役がつきます。そして、王牌のドラ表示牌の右隣の牌をめくり、ドラを増やします。「カン」することで、ドラが増えるのです。
リンシャン牌でアガリでなかった場合、手牌から不要な牌を1枚捨てます。「カン」があった場合、次にツモるのは「カン」をした人の右隣の人になります。この「カン」のことを特に「暗カン(アンカン)」といいます。

もうひとつのパターンとして、自分の手牌に刻子が出来ているところに、4枚目の同じ牌を誰かが捨てました。ここで「カン」と発声して、手牌の刻子3枚を全員に見せて右に並べて置きます。相手の捨て牌も持ってきて4枚にします。この場合は4枚とも表向きにして、鳴いた人の方向の牌を横向きにして明示します。以後は「暗カン」と同様にリンシャン牌をツモります。この「カン」を特に「明カン(ミンカン)」といいます。

三つ目のパターンとして、すでに「ポン」している牌の4枚目をツモってきたときに「カン」することが出来ます。発声して、すでに見せている3牌の横向きの牌に乗せるように4枚目をおきます。以後は「暗カン」と同様にリンシャン牌をツモります。この「カン」を特に「加カン」といいます。

「暗カン」した刻子は「暗槓子(アンカンツ)」、それ以外は「明槓子(ミンカンツ)」といいます。

※「カン」は1局に4回までしかできません。1人で4つ「カン」してアガると四槓子スーカンツ)という役満になります(※後述)。

「ポン」や「チー」、「カン」をすることを「鳴く」あるいは「食う」といいます。

その12

その14

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