まさに大横移動！ 滝沢の「罠」にも助けられた日向藍子、執念の逆転勝利【熱論！Mリーグ】担当記者：masasio

危険牌を切らずにうまく回った日向との2人テンパイとなった。

続く東1局1本場

日向今度もをスルー。

これは守備という意識もあるだろうが、自分のアガりを見てのことだろう。

をポンしては2000点が関の山。

マンズのイッツー、５６７の三色を見てよいスルーだと思う。

東1局2本場

日向今度はをポン！

だが下家の沢崎のを鳴かずに滝沢から同巡に切られたをポン。いわゆる同巡2鳴きというやつだ。（上家のは重なる前に切られている）

この手は打点こそ安いものの形も決まっており鳴いたときのスピードアップが大きい。

2枚で安全も確保されている。

自然に1枚目からポンでよかったと思うが少し慎重になっていたのだろうか。

この局は配牌でドラ暗刻だった沢崎がマンガンのツモアガリ。

ここから沢崎が怒涛の連荘を見せる。

東2局、滝沢の1000点のアガリをはさんで・・・

東3局

親番で好配牌を活かして4000オール

 

続く東３局1本場

赤をツモって裏裏。

6000は6100オールで持ち点は66000点を超えダントツに。

Mリーグでは今期から「半荘最高スコア賞」が設けられたのだが、この試合までの最高スコアは近藤誠一の56200点。最高スコアの更新も充分に狙える点数を稼いだ。

松嶋p「お父さんもうやめて～」

東4局3本場

日向が好配牌を活かしてテンパイ即リーチ。

この手は４５６の三色が出来上がっているため、マンガンは確定している。

トップ目がかなり離れていて下3人の争いになっているためダマテンに構える選手も居そうだが、日向は全く悩まずリーチに踏み切った。

自身の目からとが3枚ずつ見えており、他家はが使いにくく感触の良い待ちだというのもあるだろうが、普段守備的に打っているだけに先手が取れたときはしっかりリーチを掛けるスタイルなのだろう。

沢崎がドラのをポンして追いつくが・・・

日向、嬉しいツモアガリ。

3000/6000の3本場で原点まで点棒を戻した。

（ハネマンを親被りして遠い目をする滝沢）

さらに南場の親番で好配牌

ドラのを暗刻にしてイーシャンテン。

まっすぐ行くなら切り。

タンヤオを見るなら切りだが、日向は柔らかく切り。

三暗刻やを引いてのイーペーコーのテンパイは逃すがにくっついての良形変化を見た一打だ。

先にを引けば盤石だが・・・

リャンメン待ちのを引いてテンパイ。

解説の土田プロはを切ってのテンパイ外しを推奨していたが、日向の選択は「リーチ」

が1枚切れていて苦しい待ちだが、を切ってもうれしい手替わりはくらい。それならばリーチを掛けた方がましだろう。

待ちは山に残り1枚と薄かったが見事ツモりあげ6000オール。

トップ目の沢崎まであと一息に迫る。

続く南2局3本場