リーチ総数22回の「ドツキ合い」を制したのは…麻雀モンスター瀬戸熊直樹!【熱論!Mリーグ】担当記者:東川亮

その後、瀬戸熊がさらに加点をするも、滝沢が微差のリードを保ったまま、オーラスへ。

 

南4局4本場、親番の石橋がとポンしてテンパイ。滝沢もカンのテンパイを組んでフィニッシュブローを放とうとしていたが・・・

をポンし、単騎に受けたところで石橋のを掴み、5800は7000点を放銃し、滝沢が2着目に転落、瀬戸熊はトップ目に。次局は村上が決死の仕掛けで3着を守るアガリをものにし、瀬戸熊は自身3連勝となった。

 

 

ちなみに、今回は南場の攻防に焦点を当てた記事となったが、この試合は東1局からとにかくリーチが多かった。宣言牌で放銃となり未成立となったものも含めると、全部で22回もの「リーチ(リッチ)」の発声があり、リーチがかからなかったのは全18局中オーラスの2局だけ。回数では、瀬戸熊、滝沢が他2人のおよそ倍の回数を記録している。

瀬戸熊:8回

滝沢:7回

村上:3回

石橋:4回

リーチをしたら、アガれる牌でない限り、どんな危険牌であっても切らなければいけない。しかしアガったときの見返りが大きく、また相手から打ち取れば自身の加点と共に、相手にも大きなダメージを与えることにもつながる。そんなリスクを負ってリターンを狙う切った張ったの立ち回りは、麻雀の醍醐味のひとつ。バチバチの「ドツキ合い」で手に汗握るのは麻雀もボクシングも変わらない、というのは言いすぎだろうか。

麻雀とボクシングを交えて書いた今回の観戦記。最後は、この方に締めていただこう。

麻雀は・・・

雷電の麻雀は・・・

面白いんです!

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