寿人にとって10月26日は何の日? 役満の日、通算100回目の出場、それとも…【Mリーグ2021観戦記10/26】担当記者:江嵜晋之介

寿人にとって
10月26日は何の日?
役満の日、
通算100回目の出場、
それとも…

文・江嵜晋之介【火曜担当ライター】2021年10月27日

本日10月26日はMリーグにとって、特別な意味を持つ日だ。

過去3シーズン中、2シーズンにおいて役満が成就しており(成就していない昨シーズンもローカル役満は出現)、ファンの間ではにわかに「役満の日」なんて呼ばれ方をしている。

そんな何かが起きそうな雰囲気の中、なんと1試合目では萩原が天和チャンスを入れ大いに盛り上がった。

2試合目も何かが起きそうだ、そう思った視聴者も多いはず。
発表された対戦カードはこちら。


第2回戦

東家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
西家:黒沢咲(TEAM RAIDEN/雷電)
北家:内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)

直近の試合で4着を引いた選手が揃っており、誰かは連続でラスを引くことになる。そして寿人は記念すべき通算100戦目の試合となり、1試合目で通算100試合目をトップで飾った滝沢に続きたいところ。

誰が連続でラスを引いてしまうのか、寿人は100戦目をどう闘うのか、はたまた役満は飛び出るのか。
見所盛り沢山の2試合目がスタートした。

東1局、寿人が先制テンパイを入れる。

ペン【3ソウ】待ちで、【3ソウ】は直前に切られている。
「今期リーチ棒10万点分(100回)リーチをかける」と宣言している寿人は…。

【9ピン】ダマテンに構える。
ドラが1枚あるとはいえ、2枚切れのペンチャン。【9ピン】からの好形テンパイも望めないため一旦のテンパイ取り。

愚形でもなんでもリーチをかけているようなイメージの寿人だが、近年はその打ち方を変えてきているように思える。シーズン開幕前のインタビューでは「近年、やっと我慢を覚えました」と発言していた。

(出典:麻ch. 「多井隆晴×佐々木寿人「No.1対談」実現!」)

その後、【4ソウ】【5ソウ】待ちに変化しリーチに踏み切る。内川から追いかけリーチを受けるも流局となる。

東2局2本場
東2局0本場に4,000オールをツモり、トップ目に立った魚谷の親番が続く。
4巡目、内川が切った【東】を魚谷がポン。

そして魚谷が切った【中】を寿人がポンする。

魚谷はドラ赤とあり、使い切れれば満貫以上が確定する。対して寿人は打点こそないものの好形のイーシャンテン。魚谷の手が整う前に親番落としを狙う。
6巡目、寿人が切った【2マン】を魚谷がチー。両面への手変わりを見据えて【5マン】【6ソウ】のシャンポンテンパイにとる。

その2巡後、【3マン】【4ピン】と2枚の無筋を引いた寿人は直前に切られた【8マン】を切り完全に撤退する。

魚谷は早い巡目にドラを切っており、赤ドラをもっているなど打点はある程度確保されていそうに見える。自身の手はあくまでも躱し手。無筋2枚を勝負するには見合わないと判断し現物を抜く。

さらに西家の内川から押し返しがあったときにオリやすいように、全員に通りそうな【9ピン】は温存する選択。こういった見切りの良さも寿人の守備力を支える重要な要素なのかもしれない。
そして15巡目、魚谷の現物だけを切っていたら単騎待ちでのテンパイ。

ここから通っていない【5ソウ】を押して当たり牌である【3マン】単騎のテンパイを取る!

魚谷の最終手出しが【5マン】のため、【3マン】の方が危なそうに見えるが【5ソウ】も決して通っている牌ではない。とはいえ他のピンズも通っていないため【5ソウ】を押してテンパイを維持。結果として当たり牌をビタ止めすることになった。


(少し嬉しそうに…いやいつもと変わらないか)

続く東2局3本場は親番魚谷が倍満のテンパイを入れるも流局。
4本場はリーチをかけた黒沢に内川が放銃し局が進む。

東3局
6巡目、黒沢はこの牌姿から…

【6ピン】とする…!
テンパイまでの効率で考えればもちろん【7マン】が普通だが、頭をなくす【6ピン】を選択。解説の藤崎プロは「【7マン】を雀頭にしようとしている」とコメントしていたが、恐らくこれは遠くに見える567の三色を見据えた選択ではないだろうか。
いずれにせよスケールの大きい黒沢らしい一打だ。

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