団塊の世代は
若者のお荷物なのか?
最近、雀荘たぬのお客さんに団塊の世代の人たちが、増えています。
戦後の1947から49年くらいに生まれた世代で、私よりも少し上の世代です。
もっとも若者から見れば、みんな同じだと思いますが。
団塊の世代で「パチンコ必勝ガイド」を創刊した末井昭さんも、時どき麻雀を打ちに来てくれます。
「もうバブルの時代のような大きな勝負はできないね。昔はギャンブルの負けはギャンブルで取り返したり、仕事で穴埋めしたりできたけど、今は無理」
団塊の世代の人たちは、長年日本の経済と風俗を牽引して来ました。
ものすごくバイタリティがあったんですが、最近は年相応に少しおとなしくなってるのかもしれません。
私が知る限り、チンチロリンで一千万円以上の勝負した人は末井さん以外にいません。
お金を何だと思ってたんでしょうね。
「ギャンブルは死の疑似体験だ」
と喝破しましたが、そりゃ擬似体験じゃなくて死にますよ。
原発事故や選挙など、確率や統計の重要さが再認識される時代ですが、統計と言えどもそう簡単に未来の予測まではできません。
株などの投資家は、統計とコンピュータとインサイダー取り引きを駆使して勝負してますが、コンスタントに儲かってるワケではありません。
たとえ未来学者でも、わずか5年後のことすら言い当てられないのが現状です。
そうした統計の中で、ほぼ確実に予測が当たるのが、人口統計だそうです。
日本では団塊の世代、アメリカなどではベビーブーマーと呼ばれてますが、この世代が生まれた時に
「60年後はシルバー産業が盛んになる」
と言った予測は当たってます。
高名な社会生態学者のピーター・ドラッカーは「すでに起こった未来」と呼んでました。
「団塊の世代の老後を、少子化世代の自分たちが面倒を見るのは無理だ」
と思うかもしれませんが、団塊の人たちは、良く働いて良く貯め込んでるから(年金含む)、大丈夫ですよ。
逆に彼らが築き上げてくれた文化や、今後残してくれる物を受け継げる世代はラッキーかもしれません。
団塊の人びとが仕事からリタイアし始めて、麻雀をやったり旅行に出かけたり、色んな趣味にお金を使ってます。
この世からリタイヤする前に、けっこう使ってくれそうです。
残してくれた社会的インフラもありがたいです。
日本の将来の人口は、(移民を受け入れない限り)確実に減ります。
一方、住宅の戸数や床面積は、建設業が無くならない限り増え続けます。
将来は、良い住宅がさらに安くなることは確実だと思います。
有り金勝負したほうが
期待値は高い。
でも失敗する人のほうが多いのはなぜ?
「インフラを作ってくれてありがたい」
と書きましたが、現役世代には公共事業などのインフラ作りの仕事が少なくなってる事情もあります。
でも、現代のインフラのインターネットは、本格稼働し始めてから20年も経っていません。 それに乗っている、YoutubeやTwitterやFacebookなどの普及も新しいです。
たぶんいつの時代でも、インフラ作りもプラット・フォーム作りの仕事が生まれるんでしょうね。
「もう一度バブル経済を」
と言う声は多いようですが、末井さんが言うように、私も無理だと思いますし、その必要も感じません。
現在は、バブルの時代よりもはるかに民度の高い、上質なサービスが、誰にでも安く平等に受けられる時代です。
アイデアやお金の有り場所など、様ざまな情報が入手しやすくなって、やる気さえあれば、起業しやすくなってます。
失敗しても餓死するような国ではありません。
団塊の世代の人たちのように、積極的に勝負するのもいいと思います。
末井さんいわく、
「俺たちの時代は、自分が欲しい物やおもしろいと思う物を作れば売れた。
今は作るのは簡単になったけど、それをお金にするのが難しいね」
団塊の世代の人たちの最大の長所は楽天的なこと。
リタイアした後に、退職金で自分のやりたいことで勝負してる人がたくさんいます。
退職金の金利なんか無いのと同然なので、一発勝負しちゃおうと。
期待値(平均)だけ考えれば、おそらく投資したグループのほうがプラスになるでしょう。 ただし成功者の数はごく少数で、その背後に失敗した人たちがたくさん倒れてます。
つまり少数の成功者がものすごく稼いで、失敗した多くの人たちの合計の損失よりも大きくなるんです。
これは若いみなさんも同じだと思います。
私は勝負することを奨めますが、もしみんな勝負したらどうなるか?
貧富の差が激しい、すごく荒廃した社会になってしまうのが怖いですが、たぶんそうはなりません。