アガリ６回、放銃５回！卓上に熱狂を巻き起こす「寿人劇場」【熱論！Mリーグ】担当記者：山﨑和也

ここで加点すればトップを狙える滝沢だったが、粘っているうちにをキャッチしてしまう。

滝沢の押せ押せムードだったところに沢崎が隙をついた。これで5200は5500点移動し、沢崎が２着目に浮上。

オーラスは松本が意地を見せた。松本は満貫をアガれば３着になれる。しかし現状はリーチ・ピンフ・ドラ１。何かもうひとつ役がほしい。

その欲しかったひとつはあっさりと手に入った。寿人が当たり牌を一発でリリースしたのだ。この結果、順位が入れ替わることに。沢崎が２着、松本が３着、そして滝沢がまさかの４着となった。

寿人は8000の放銃となったわけだが、４着目の松本に対してなら跳満まで打てるので、それも織り込み済みだったか。最終点数もあまり差がついておらず、全員が激しくぶつかった一戦だったといえるだろう。

寿人はなんとアガりが６回、放銃が５回と大暴れ。まさに「寿人劇場」だった。

ついに魔王が完全復活を遂げた。１戦目と比べると、天高く伸びた腕には迷いがなく、真っ直ぐな瞳をしていた。こうしてこのポーズは定番となり、またもう一人の選手へと受け継がれていくのかもしれない。これからも麻雀格闘倶楽部から目が離せない。

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