熱論!Mリーグ【Fri】
麻雀の新たな楽しみ方⁉︎
勝又健志の髪色が示す
真っ赤な闘牌
文・危険な鬼太郎【金曜担当ライター】2019年12月6日
Mリーグもいよいよ12月に入り、前半の山場を迎えている。Mリーグが発足されて、SNSなどの麻雀に対する議論はより過熱になっていった気がする。
いわゆる、プロ団体が打つリーグ戦は私たちが普段、雀荘などで打つルールとかけ離れているが、この一発赤アリだと打ち慣れているので意見を言いやすい。
麻雀の戦術に関しては、まだまだ未発達で完成されたものが出来上がってはいないので、Mリーグをきっかけに新戦術なんかも出るんじゃないのかな?と密かに思っている。
【2回戦】
東2局
東1局で連荘をした勝又が東2局でも積極的に仕掛けに出る。
こういった字牌を初心者の人は意外と仕掛けられない人がいるが、麻雀は大体の場合、マンガン以上の手牌が見えていたら安全牌の事なんか気にせずにブクブクに構えたほうが良い。
「仕掛けたらピンズのホンイツだと思われて、字牌を絞られるかもしれない…」
と考える人ももちろんいると思う。それも間違った考えではないが…。
沢崎がドラのを切っての待ちリーチ!
勝負手ならば下家がピンズのホンイツをやっていようがドラのだろうが、出るときには出る。自分の目からは4枚見え。待ちはリーチのみだが良い待ちだ。
有効牌しか引かない勝又。
この手がスルスルと進み役牌ホンイツドラ1のマンガンテンパイ。こうなれば降りない。
親の寿人も追いつき追っかけリーチ!
ピンフのみだが当然のリーチ!現物待ちだったとしても余裕で追っかけリーチをしただろう。
当たり牌を一発で掴む勝又。
ここは秒でを止め、打。もしかしたら勝又も寿人のリーチが一発の巡目では無かったら、もしかしたらを打ったかもしれない。
待ちは確かに良い待ちだが、リーチの沢崎、寿人には無筋も良いところ。自分の手が8000の単騎待ちの一発目で打つのはちょっとリスクに見合ってはないか。
寿人はいとも簡単に一発でツモって、リーチ一発ツモピンフの2600オール!1回戦、高宮がラスを引いてしまったKONAMI麻雀格闘倶楽部。エースが勝利を掴み、勢いを掴みたい。
東2局1本場
沢崎の選択が面白い。
この沢崎の手牌、皆さんは何を打つのだろうか。とは言っても二択しかないが。
外しか、切りだ。ドラの切りも無いことも無いが、この巡目でこの愚形が残る形なら、ギリギリまでを引っ張り、重ねるかテンパイまで引っ張っておきたい。
沢崎はここはドストレートに切り。ピンズのイッツーを無くす選択。これは手役と、鳴きイッツーを逃す手に見える。
沢崎もを引いてペンだとリーチを打たずに外すと思うが、引きのピンフ変化を逃すことを嫌った。
鳴きが多い沢崎にしてみれば、少し疑問が付く打牌だが、ここまでアガリが無くアガリを逃してはいけないと思い、イーシャンテンからリャンシャンテンに戻すことを嫌ったのだと思う。
結果はすぐにペンを外し、の変則3面張待ちでリーチを掛けた。毎回決まった打牌をせずに、こういった手役を見ないうち方もままする沢崎。相手にとってみればとても打ちづらい事だろう。
惜しむらくは、変則3面張の待ち牌が山にいなかったことか。
東3局
沢崎が立て続けに3巡目リーチ!
切りのリーチで待ちはいわゆる裏筋にあたる牌だから出にくい!と思う方もいらっしゃると思うが、リーチ宣言牌だとそれが変わってくる。
切りで待ちに当たるケースは例えば沢崎のようにと持っているケースがほとんどだ。ケアしにくい。
そんなことは無視する親の瀬戸熊。
ド無筋のドラそばのを切るくせにカンのヤミテンに構えるこの二面性。
この手牌ではまだ沢崎のリーチを相手にするのには分が悪い。なりを引いてのイッツー変化や、、を引いてのピンフに変わってからリーチを打っても遅くはない。