2019年に一片の悔い無し! 年の瀬まで大剣を振り続けた 高宮まりの狂気【熱論!Mリーグ】担当記者:ZERO

234の三色を見切る打

が赤じゃなかったらを切っていたかもしれない。

南3局 南家

ドラ3の手牌で打周りのくっつきを強く見て、タンヤオの仕掛けも一応残す選択。

「イーシャンテンになったら小林に代走を頼め」

新宿ではそう言われてたらしい。

それは私のお茶目な嘘だが、それくらいイーシャンテンでの手牌運用の安定感はピカイチだ。

さて、そんな小林の選択がどうなったかというと…

チートイツのテンパイ!打とした甲斐があったというものだ。

私ならタンキでリーチにいくところだが、小林はダマにした。

上家の高宮の打も素晴らしい。

どんな手牌かというと…

ここからを切ったのだ。

ドラがで、が3枚見えている。

枚数が似たようなものなら、ハネ満ツモでトップを狙いやすい打を選択したのだろう。

またを残すと延々と変化しないが、はツモやツモで強い形に変化する。

次の巡目

小林が待ち頃の1枚切れをツモってきてリーチ。

2巡後に掴んだのが…

茅森だった。

手牌を見ると、くっつきのイーシャンテン、役牌のをポンするルートもある。

それでいて、完全安牌はの1枚しかない。

ω

ωω

ωωω…

うおおっ!

唯一の現物であるを抜いた!!

その後もを切らずにをトイツ落としていく。

も通っているわけではない。

ここで小林にマンガンを打つと、3着になってしまう。

さらに亜樹にまくられるとラスまであるという。

逆にここでしっかりオリれば2着は堅い、という判断で、徹底的に守りを固めたのだろう。

小林の捨て牌はチートイツに見えないので、私ならくらい打ってしまいそうだ。

このような茅森の「最悪を避ける」選択が、この日までの(2・8・3・2 → +24.2pt)という安定した成績につながっているのかもしれない。

しかし小林が最後のをツモって3200オール。

この局は高宮の打、小林の打、そして茅森の打…と、かなり見ごたえのある一局だった。

取り残されてる感があるのが亜樹だ。

この日唯一アガった局も

この1枚切れカンでのカラ切りリーチ。

1巡回したことと

(普段のあたしならリーチしないんだけどな―)

といった表情から、渋々感がとても伝わってくる。

すぐに小林から追っかけリーチが入り

この表情。

直後に首を捻るなど、やはり後悔しているように見えた。

結果的に最後の牌で7700点のアガリとなった。

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