パイレーツ・小林剛
ドラドラからの食いタン!
【Mリーガー29人の名手】
Mリーグ2019 10/21
第1試合 東1局 1本場 ドラ
43000
25000
西家 小林剛(U-NEXTパイレーツ)
25000
7000

西家・小林の手にはドラのが2枚。だが、ドラ表示牌の
、そしてピンズでメンツを作るのに一苦労しそうな形である。

ここに下家の松本が打。ポンすれば食いタンの道も拓けるが、ドラを2枚とも使い切れるかやや不安が残る。はたして小林の決断は?
「苦しいメンゼンより動ける食いタン」


小林はをポンして打
。役がないので実質2シャンテンのままだが、ひとまず動きのとれる食いタンに向かった。当然狙いはドラを2枚とも生かすアガリだ。かなり安全な
が2枚あり受けにも強い。

その後、東家・村上のリーチを受けた小林はを落としているうちに役なしテンパイになる。















ツモで
を押し、さらにドラ
ツモで打
。リーチの村上の現物の
に構える。

親リーチにここまで押せば、松本・黒沢からも出にくいが、小林は自力でを引き寄せ、満貫をモノにした。メンゼンではアガりにくい形から咄嗟に仕掛けた小林の判断力が光る1局である。
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東川亮
赤入り麻雀、東天紅(三人麻雀)などを愛する、さいたま市在住の麻雀ファン。本業はフリーのライター。飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」にて、オーナーである麻雀解説者・梶本琢程氏との接点が生まれ、その縁をきっかけとしてキンマWebにてライター活動を開始した。
ひがし@Twitter
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