しかし、はイッツーの種。そして
はリャンメンの種だ。
近藤は多少遠回りになろうと、打点か好形という勝負できる形を配牌から思い描き、その未来予想図に沿って打牌選択をしていく。
手数は減るものの守備は堅く、そしてアガった時は高い。
この日解説だった松本吉弘も
「近藤さんは、ただ高打点を狙うだけでなく、その高打点に沿った先切りなどをするので、非常に河が読みにくいし、なんかうまく説明できないんですが、とても強いんですよね」
というわかるようなわからないような解説をしていた。
小技の小林、大技の近藤。
両者、存分にストロングポイントを活かしたトップだな、と感じた2戦だった。

このインタビューは「Mリーグの品位ガー」って批判の的になってしまう気はする。
私としては判で押したような工夫のないインタビューより、よほど面白いと思うのだが。
ちなみに

呆れ返った松本の表情が一番面白かった。
麻雀ブロガー。フリー雀荘メンバー、麻雀プロを経て、ネット麻雀天鳳の人気プレーヤーに。著書に「ゼロ秒思考の麻雀」。現在「近代麻雀」で戦術特集記事を連載中。note「ZEROが麻雀人生をかけて取り組む定期マガジン」、YouTubeチャンネル「ZERO麻雀ch」
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