「掴みの松」? 松本吉弘が掴んだのはきっと我々の心【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 11/20 第2試合(麻雀LIVEチャンネル)】担当記者 南山幸浩

「掴みの松」?
松本吉弘が掴んだのは
きっと我々の心

文・南山幸浩【木曜担当ライター】2025年11月20日

第2試合

東家:小林剛U-NEXT Pirates
南家:石井一馬EARTH JETS
西家:松本吉弘渋谷ABEMAS
北家:本田朋広TEAM RAIDEN / 雷電)

実況:襟川麻衣子
解説:河野直也

Mリーグ流行語大賞なるものが存在するならば、今のところ「俺達のタカキ」
そして「掴みの松」は候補に挙がるだろう。
彼らが出場する際にはコメント欄やSNSはそれらの言葉で賑わう。

松本が当たり牌を掴んでしまうシーンが多々見受けられることから付けられたフレーズ。本人からすればたまったものじゃないだろう。

では実際、数字上でも掴んでいるのだろうか?
リーチ後の放銃率だけでも22.2%と40人中37位であり、どうやらイメージだけではないようだ。ちなみに1位は阿久津の3.7%で最下位は茅森の33.3%であった。
(参考:@penropin様)

今回もやはり松本は掴んでしまった。
けれど、彼の勝ちへの執念は我々の心を鷲掴みにした。

 

東1局から興味深い選択が。

七対子リャンシャンテンの一馬。【2マン】をツモで切ったのは…

【4ピン】の対子落とし! 七対子を見切る。
「混全帯么九、そして萬子の混一色を見据えて。
周りが速そうなのも感じて【4ピン】先切り」

同巡、本田はこの牌姿にドラの【3ソウ】引き。
【5ソウ】【8ソウ】が場に3枚切れていることもあり、
ドラを残しつつ、【1マン】切りで手広く構えるのもアリか?

しかし、本田は【3ソウ】をツモ切り。

9巡目、【6ピン】ツモでてテンパイ。
なんと待ち牌の【5ソウ】【8ソウ】は場に6枚切れという状況だが、

本田は果敢にリーチ!

見事にツモ和了! 裏も2枚のって、リーチ・ツモ・平和・ドラ・裏裏の跳満に!
黒沢とのデイリーダブルに向け好発進となった。

 

東2局

松本がタンヤオ・ドラドラ・赤の満貫で本田を追随する。

 

東3局

一馬が【2マン】ポン、嵌【4ピン】を鳴いて、テンパイ。

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