「挑戦」をスローガンに
新たなものを吸収し、
団結力で優勝を目指す!!
(左から)東城りお 近藤誠一 魚谷侑未 茅森早香 吉野慎一監督
-東城プロ、開幕式を終えられて、今の率直な感想はいかがですか。
東城 開幕式より緊張しています(笑)。インタビューの方々が多すぎて、突然ドキドキしてきました。
-それだけ多くの人に見られるリーグに入っていく形になるわけで、身が引き締まる思いですか。
東城 そうですね、しっかり頑張らないとな、と思いました。会場に行ったらもっと緊張すると思うので、いったん心臓を慣らしてからやりたいくらいに思っています。
-近藤選手は4年目のシーズンになりますが、開幕を迎えてどういうお気持ちですか。
近藤 毎年、最初は緊張しますね。その緊張感をプラスに変えながら戦いたいです。
-今年から違う形の4人になりましたが、チームの雰囲気はいかがですか。
近藤 あまり変わらない感じがしますね(笑)。いつまでも自由な感じで。吉野監督は少し違うことを言いそうですが、また新しい、いいものができたらと思います。
-魚谷選手は新シーズンを迎え、どういうお気持ちですか。
魚谷 今は楽しむ気持ちでいっぱいです。オフシーズンのときに、自分の他の試合とかがあるので好不調などいろいろ感じる部分もあったんですけど、ここ1ヵ月は自分が納得のいくまで麻雀を打つことを大切に、たくさん麻雀を打ってきました。それなりに自信を持ってMリーグに挑めるのは、メンタル的な意味ですごくいい状態だなと思います。
-普段から仲のいい東城選手は、今日は様子が違いますか。
魚谷 いえ、同じです(笑)。自分ではああ言っていましたけど、すごくメンタルの強いタイプだと思うので、たぶん大丈夫だと思います。ずぶといです(笑)。
-茅森選手も4年目になりますが、どういう気持ちで開幕を迎えられていますか。
茅森 楽しみです。今年はチームの初戦を私が打つので、トップを取って勢いをつけたいと思っています。
-事前のインタビューではかなりアグレッシブな発言がありましたが、攻めっ気 を出していこうというイメージはありますか。
茅森 そうですね、練習とかでも大きめのトップを狙うような打ち方をしているので、狙っていきたいと思います。
-監督に伺います。こういう形の開幕式に初めて参加された思いは。
吉野 32人のトッププロが一堂に会して決意を語るということで、これから本当に始まるんだなとあらためて感じさせてくれる、素晴らしい場だと思います。
-監督になられてから4人の麻雀を見て、新たに気付いたことや期待することは。
吉野 みなさん個性的で自由な方なので、麻雀の技術は言わずもがな、いかに本番に向けて精神的に安定して能力・実力を発揮できるかというところを重視しています。コミュニケーション・対話を中心に、東城さんも加わって、団結力、このチームで優勝したいという気持ちを高めて本番に臨もうとしています。
-東城選手に質問です。東城選手は女性プロの中ではトップクラスの所作のきれいさがあると思いますが、ファンの方にどういうところを見てほしいですか。
東城 さっきも褒められたと思いますけど、結構ずぶといタイプなので、きっと麻雀もずぶとくガツガツ行くのではないかと思います。所作は練習していたので自信はありますけど、所作プラス内容も見てほしいと思います。
-監督にお伺いします。今期のテーマが「挑戦」ということですが、どういった意図でこのテーマにされたのでしょうか。
吉野 昨年8位だったこともありますけど、自分たちから主体的に変わっていく姿勢を示すことが、ファンのみなさんにも強いメッセージとして伝わるのではないかという気持ちがあります。何事にも挑戦していく、今までの自分のスタイルだけではなく、新しいものを吸収してどんどんチャレンジしていく気持ちを見せていってほしいというところから、スローガンとして掲げました。
-吉野監督に伺います。今シーズンから新しくスポンサー会社さんのロゴが入りましたが、どういう経緯で決まったか、会社さんからどういう言葉をかけられたか、というところは。
吉野 前々から今回スポンサーになられた各社の方からはお声をかけていただいていたのですが、その中でよりMリーグやセガサミーフェニックスの理念に共感していただいた企業さんに、今回はスポンサーになっていただいています。実際に各社の方とお話しさせていただいて、セガサミーフェニックスの麻雀を通じて、感動体験や社会をもっと元気に、カラフルに、といったグループ理念をぜひ体現して、スポンサー会社の知名度を上げていっていただけるといい、というお声をいただいています。
-魚谷選手に伺います。これからはファンの方の期待だけでなく、そうした企業の期待も背負って戦うことになります。
魚谷 もちろん、今までやってきた3年間もたくさんの方からの声援を受けて戦ってきたので、自分たちは精いっぱいやってきたと思いますけど、これからさらに注目してくださる方のためにも、もちろん結果は大事なんですけどそれだけじゃなく、セガサミーフェニックスというチームはたくさんの方々に愛されるような麻雀や、それ以外の部分でもたくさん支持してもらえるチームになれると思っていますので、これからはさらにそういうところを頑張っていければと思います。
-近藤選手に伺います。4年目を迎えられて、これまでと変えずにいく部分と変えていく部分については。
近藤 内容的にはやはり大きな手を狙っていくところ、見て分かりやすい、気持ちのいいアガリは目指していきたいと思っています。しかしながらそれ一辺倒で勝てるような場所でもないので、ある程度バリエーションを交えながらやっていきたいと思っています。麻雀以外のことで言うと、打っているときの自分と、インタビューであったり、その他の場面でのコントラストというか、そういうところは今までも意識してきましたけど、これからもいろいろな場面で意識してやっていきたいと思います。
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さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。