松嶋桃と中田花奈
インフルエンサー二人が
織り成す
卓上のメリー・ゴー・ラウンド
【A卓】担当記者:渡邉浩史郎 2023年4月8日(土)
最強戦 GROUP LEAGUE2 最強&インフルエンサー決戦!!
女流タイトルホルダー4名と女流インフルエンサー4名を集めての予選。
A卓では上の四人が激突する。
純卓のインフルエンサー、中田花奈
元乃木坂46メンバーで、今では麻雀カフェも運営している。
インフルエンサー側での出場だが、自団体のタイトル戦である桜蕾戦でも審査員推薦を獲得するなど、その雀力は既に認められつつある。
京大式小型肉食獣、松嶋桃
言わずと知れたMリーグ公式実況。
麻雀業界だけでなく、クイズ業界といった多方面で活躍しているマルチな才能の持ち主。
意外にも寿司を100貫食べたことがあるハングリーな一面も併せ持つ。今日はタイトルホルダーもインフルエンサーも余すところなく食らいに来た!
雷光一閃、水崎ともみ
女流雀王を獲得しての参戦。その強さは未だ明るみに出ず。注目のA卓での出場は相手にとって不足なしといったところか。
凛々しきクイーン、りんのなお
二度目のプロクイーン戴冠でこの舞台に馳せ参じたりんの。
解説の魚谷をして「絶対に押し引きを間違えない」と言わしめるその実力、最強戦の舞台で発揮なるか。
インフルエンサーとタイトルホルダー、両者の意地を掛けた一戦。早速見ていこう。
【東1局】
いきなり点棒が大きく動く。
親番中田、なんてことない配牌であったが……
9巡目、ジュンチャン三色の超大物手に化ける!が河に切れているだけに、リーチでを引き出しに行った!
このリーチを受けての水崎。が万事休すかと思われたが……
選んだのは。なるほどのワンチャンスであるし、上目がよく切られている中田のリーチに手役絡みで当たることが少ない。
ここは女流雀王の凄みを見せつける形となったが…
高めイーペーコーのメンタンピン、しかも聴牌打牌となってしまっては打たざるを得ない。
結果としては18000の放銃となってしまったが、それでも驚かされたのは水崎が打ちをかなり嫌がっていたこと。
で放銃したときは手役が付いて、いきなり戦線離脱となりかねない。中田の河に上目が多く切られていたことで、よっぽどにきな臭さを感じていたのだろう。
中田が抜けたことでいきなり二着争いに絞られてきた感があるA卓。
【東1局1本場】りんのがこのカンをダマテンに構える。
現状ではリーチのみ。勝負を決めるアガリになりえない以上、まずは見に構えた形だ。
一方の中田。抜けた親番となったこともあり、こちらはリーチのみでも押さえつけに行く。
二着抜けのルールにおいて、この中田の親リーチに立ち向かいたい人はあまりいないだろう。
松嶋もここで聴牌。りんのと同様ダマテンだ。
役なしドラなし愚形聴牌が三人。しかし追われる側がリーチを打ち、追う側が黙る、二着抜けトーナメントらしいといえるだろう。
この均衡を破ったのは……
松嶋だ! ドラを引いて、一枚切れのカンで親のリーチに立ち向かう。