熱論!Mリーグ【Mon】
あなたならリーチ?
それともダマテン??
そしてMリーガーの
選択は???
実戦Mリーグリーチ判断10選
文・ゆうせー【月曜担当ライター】2019年10月14日
本日の試合は、リーチ判断で印象的なシーンが多かった。
今日はその中から10の場面をピックアップしてMリーガーのリーチ判断を紹介するとともに、みなさんと一緒に考察をしてみたいと思う。ぜひ、河や点棒状況もふまえて「自分だったらどうするか?」と想像を膨らませてほしい。
また恐縮ではあるが、私の考察も併記させていただいた。もちろん絶対的な正解ではないので「こんな考え方もあるのだな」と参考にしていただけたら幸いである。
リーチにする?ダマテンにする??それとも…はずす???
では、参りましょう。
1戦目
①東1局 7巡目 北家 岡田の手牌(ドラ)
さて、みなさんはどうする?
①リーチ ②ダマ ③テンパイをはずす
【Mリーガーの選択】
岡田は①リーチとした。
リーチをすることでまずは打点が上がる。ツモれば満貫、出アガリでも最低5200点だ。
そして、対面の亜樹と下家の黒沢の河を見ると早々にソウズが切られている。カンはものすごく悪い待ち、ということも無さそうだ。
さらに、ダマテンの場合の嬉しい手変わりは、
、とそこまで多いわけではない。
ここは岡田、積極策をとった。
【結果は…?】
追っかけリーチを繰り出してきた園田にを引き負ける格好に。
ちなみにこの園田の手、リーチのみの手であるが待ちはリャンメンだ。こういう良形テンパイの場合は、のみ手であろうと親リーチ相手でも積極的に追っかけていくのが収支の面ではおおよそ正着となる。我々も恐怖心を振り払い、園田を見習ってガシガシ追っかけリーチを打っていこう。
【考察】
いきなり難問である。
①リーチも先ほど述べたように選択としてはもちろんあるが、
・若干岡田自身の河が弱いため、が打たれづらいこと
・同じく河の弱さから、ピンズやマンズを打って他家がまわりやすいこと
・そもそものアガリ枚数が3枚と少ないこと
これらの要素から、カンリーチ時のアガリ率自体が高くないことが懸念材料だ。また、他家がまわりやすいことから、受けた後に押し返される可能性もそこそこある。
②ダマに構えて、13枚のリーチが打てる手変わりに備えつつ、の出アガリも効く格好に構えるのは、スキの少ない打ち方ではあるがダマ2600で終わってしまうケースも多く、打点的にやや物足りなさが残る。
7巡目とギリギリの巡目ではあるが、打としてテンパイを外した場合、嬉しい手変わりは
(はフリテン三面張)と26枚ある。
ここは③テンパイをはずすことで、良形待ちを作り、ひいてはリーチをかけてツモりにいくことで可能な限り打点を追って、この半荘を優位に進められるのを狙う選択が良いのではないだろうか。
筆者のオススメ…③テンパイをはずす