5月26日、来シーズンのMリーグからBS放送を展開する「BSJapanext」チームが新規参入することが発表された。
【重要】
▶︎#Mリーグ に
「BSJapanext」の加盟が決定2023-24シーズン以降は、
計9チームによって優勝の座を争ってまいります。新チーム名、新チームロゴは
5月31日(水)放送の#BSJapanext 特別番組内で発表予定です。@BSJapanext_263▼詳細はこちら
— Mリーグ/プロ麻雀リーグ (@m_league_) May 26, 2023
「BSJapanext」は通信販売会社「ジャパネットたかた」グループの株式会社ジャパネットブロードキャスティングが運営するBS放送で、2022年3月に開局。人気クイズ番組「パネルクイズ アタック25」の復活や、ゴルフの「PGAツアー」の無料放送、テレビ放送など、さまざまなコンテンツを放送している。今後はMリーグ参入に伴い、チームの密着企画や麻雀講座、試合解説など、麻雀に特化したコンテンツを多数提供していく予定だという。
ジャパネットグループには、サッカー・Jリーグの「V・ファーレン長崎」、バスケットボール・Bリーグの「長崎ヴェルカ」があり、プロスポーツチームとしては3種目目の参入となる。新チーム参入によってMリーグにどのような変化が訪れるのか、今から楽しみだ。
新Mリーガーになるのは?
「BSJapanext」チームの参入により、新たに4名のMリーガーが誕生することが確定した。ドラフト指名候補に挙げられる選手について、カテゴリごとにチェックしていく。
タイトルホルダー
昨シーズンのドラフトでは、鈴木優(最高位)・渋川難波(雀王)・仲林圭(發王位)という現役のタイトルホルダー3名が指名を受けた。勝てるチームを作るとなれば、こうした実績を持つ選手が指名候補の上位に挙がるのは当然のことと言える。
現在の5団体のタイトルホルダーはいずれも現役のMリーガーではなく、HIRO柴田(日本プロ麻雀連盟・鳳凰位)竹内元太(最高位戦日本プロ麻雀協会・最高位)・浅井堂岐(日本プロ麻雀協会・雀王)忍田幸夫(麻将連合・将王)らは有力候補として挙げられるだろう。
HIRO柴田(日本プロ麻雀連盟・現鳳凰位)
竹内元太(最高位戦日本プロ麻雀協会・最高位)
浅井堂岐(日本プロ麻雀協会・雀王)
忍田幸夫(麻将連合・将王)
また、Mリーグでは男女混成でチームを編成することがルールで決まっており、女性選手も必ず指名を受けることになる。、女性のタイトルホルダーとしては先の麻雀最強戦でも話題になった、白銀紗希(日本プロ麻雀連盟・女流桜花)なども指名の可能性がありそうだ。
他ジャンル強者枠
また、Mリーグで指名を受ける選手には話題性や発信力を求められる傾向があり、異業種で活躍している選手が獲得されるケースも少なくない。現役のMリーガーでも、萩原聖人(TEAM雷電)は俳優、岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)はモデル・タレント、伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)は声優と、他ジャンルで既に人気を博していた人材である。
その観点での指名もあると考えると、有力候補として浮上するのが鈴木大介(日本プロ麻雀連盟)だ。長年活躍してきたトップクラスの将棋棋士であると共に、2019年には麻雀最強戦で優勝して最強位となり、以降もトッププロ顔負けの強さを見せ続けている。実力・話題性を兼ね備えているという意味ではうってつけの人材ともいえるだろう。
鈴木大介(日本プロ麻雀連盟・将棋棋士)
また、中田花奈(日本プロ麻雀連盟)は、元乃木坂46という抜群の知名度があると共に、プロ入り以降もタイトル戦には精力的に参戦、麻雀カフェ「chun.」を経営するなど、麻雀界で活躍している。かつてはEX風林火山の「ドラフト会議指名選手オーディション」に参加しており、Mリーグ入りの希望がないわけではないだろう。女性選手枠としての指名は十分考えられる。
中田花奈(日本プロ麻雀連盟・元乃木坂46)
強者枠
コアな麻雀ファンから長年にわたって指名を熱望されているのが、醍醐大(最高位戦日本プロ麻雀協会)だ。最高位戦のリーグ戦では途方もない成績を残しており、かつては最高位も獲得するなど、実績は折り紙付き。これまでは指名がなかったが、新チームとしては在野の強者を獲得できるまたとない機会でもある。
醍醐大(最高位戦日本プロ麻雀協会)
選手公募
なお、「BSJapanext」チームは選手4名のうち1名は専用サイトでの公募を行い、競技を含めた選考によって指名選手を獲得することを発表している。選考結果によっては、まだ実績のない若手がここから指名を受けるケースもあるかもしれない。こちらについては公式から追って発信があるということなので、まずは注目していきたい。
(文中全て敬称略)