チートイツ1シャンテンは
待ちごろの牌よりも
テンパイ速度優先
かつては銀玉親方として毎日パチンコを打ち、その後は雀荘経営者として毎日麻雀を打っております。
気が付けばいつのまにかおじいさん。いいのかこんな人生で!
今さら反省しても後悔しても自慢してもしょうがない。
他に何もできないので、このまま行けるところまで行くしかありません。
パチンコは人の打ち方を後ろで見て勉強になることは少ないですが、麻雀は確実に成果が出ます。
私は銀玉親方以前の学生時代から麻雀の原稿を書いており、上達法として
「自前の麻雀牌を持つことと、上級者の後ろ見」
を奨めてました。
今ではオンライン対戦麻雀天鳳やAbemaTV麻雀などの普及で、素晴らしい学習環境が無料で入手できます。
おそらく麻雀のレベル、特に守備力が飛躍的に上がっていると思います。
最高位戦の村上淳プロに、対局ビデオについて聞いてみました。
「時間を割いてでもライバルの思考を推理したり、打ちスジをチェックしないと勝てないと思います。おそらく相手もそうしてるでしょうから」
私の店の女子クルーにも聞きました。
「スマホでAbemaTVはけっこうハマりますよ。プロや強い人の対局を見て、自分の打ち方を変えて、さらに麻雀が楽しくなりました」
素晴らしい。
毎日お客さんと打ったり、お客さんの後ろを通りがかりにチラ見てますが、手が止まるケースの多くは4トイツの時です。
シュンツとアンコ混合の棒テンに行くか、チートイツの可能性を残すかの選択です。
「4トイツと1メンツ半」は頻出するので、そうなる前から想定しておきたい。
牌姿例は上記で検索すると私のブログに出てます。
メンゼンの3トイツは悪形なので、棒テンを目指すなら2トイツにするのが効果的。
でも「ドラが重なって4トイツになったら話は別」と意識しておけば、たとえチートイツ2シャンテンでも一気に魅力が出てきます。
「チートイツは1シャンテン下がり」
「チートイツに2シャンテン無し」
と私は言ってますが、ドラ2枚得点4倍ですからね。
ドラが無くても引けばドラ待ちにすればいいし、引かなくてもリーチに持ち込めば裏ドラに期待できる。
ピンフ形に比べると、アガれる確率も裏ドラの確率も低く、追いかけリーチにも弱いですが、先行リーチなら弱点がカバーできます。
そのためには1シャンテンはション牌主義をお奨めします。
待ちごろの1枚切れの字牌やスジの端牌よりも、見えてない牌を残す。
結果的にテンパイ形がぜんぜん出そうもない牌になりがちですが。
ゲームが平らな状態なら、私は待ちの良し悪しは気にせずにリーチしてます。
待ちごろの牌に変えるのは、思うほど枚数が多くないし、それまでに捨て牌はどんどん弱くなります。
最強の捨て牌は迷彩などではなくダブリー。
ドラも待たない。ドラを引いてさらにドラでアガることよりも、即リーで裏ドラに期待するほうが得だと思います。
「タンヤオ・チートイツに待ちごろ無し」と割り切って即リー。
メンホン・チートイツも同じ。
4トイツと1メンツ半で、4トイツを維持しなががらメンツ手を追うのはけっこう難しい。
経験と頭の使いどころです。
さらに進んで5トイツと2メンツになることもある。
どちらもメンツ手(チートイツ以外)が早いことが多いんですが、5トイツ2メンツの時に例外がある。
メンツ手に向かうと独立3トイツ(字牌3トイツなど)が残るようなら、チートイが速いです。
ダマどうかは
自分好みの基準で
私は極端にリーチを奨めるほうだと思いますが、そのほうが学習の量が多くなると考えているせいもあります。
リーチして痛い目に遭って、みなさんそれぞれの踏み込み具合を探ってみましょう。
痛手のコストはかかりますが、自分に合った判断基準が、早く身に着くと思います。
ダマかどうか、たとえば次のような基準の人は、わりと多いと思います。
悪形イイペイコのみはダマ。
悪形三色のみはリーチ。
悪形イッツー・ドラ1はダマ。
悪形を基本として、別の役を入れてみましたが、全部ダマの選択ができる。