「面白い点差になりましたね」小林、内川、日向、黒沢、四者の思惑が激しく交錯したそれぞれの最終戦【熱論!Mリーグ】担当記者:masasio

熱論!Mリーグ【Fri】

面白い点差になりましたね

小林、内川、日向、黒沢、

四者の思惑が激しく交錯した

それぞれの最終戦

文・masasio【金曜担当ライター】2020年3月6日

「面白い点差になりましたね」

1戦目、苦しい展開ながらもなんとかトップをもぎ取ったU-NEXT Pirates小林剛のセリフだ。

小林は続ける。

「これくらいの緊張感を楽しめるようにならないといけませんね」

この言葉にはっとさせられた。

大和証券Mリーグ2019もレギュラーシーズンが終わろうとしている。

ここ数日は激しいボーダー争いが続いており、楽しく麻雀を観戦するというよりは、ひいきのチームの対戦結果に一喜一憂、胃が痛くなるような日々を送っている方も多いのではないだろか。

今日、3月6日は、渋谷ABEMASKADOKAWAサクラナイツTEAM雷電、そしてU-NEXT Piratesの4チームのレギュラーシーズン最終戦となる日だ。

今回は初心に帰って、肩の力を抜いて各チームの最終戦の模様をお届けしたいと思う。

1戦目を終えてのチームランキングがこちら。

トップを取ったPiratesは6位浮上。7位赤坂ドリブンズとのポイント差は「36.1」だ。

レギュラーシーズンの最終戦である3月9日、ドリブンズは試合があるがPiratesは試合がない。

Piratesとしては、出来るだけポイント差を広げて最終日を迎えたいところだ。

逆にもしここでラスを引くようだとドリブンズよりも下の順位で最終日を迎えることになってしまう。かなり痺れる状況だ。

この痺れる状況において小林の冒頭のセリフだ。

「面白い点差になりましたね」

見ている我々もこの極限の状況を楽しみたいと思う。

2回戦

東家 日向藍子渋谷ABEMAS

南家 内川幸太郎サクラナイツ

西家 黒沢咲TEAM雷電

北家 小林剛U-NEXTパイレーツ

雷電以外の3チームは1戦目と同じメンツをぶつけてきた。

11本場

東1局は親の日向がダマテンで12000を黒沢から出アガリ。

迎えた1本場、手がぶつかる。

黒沢から切られたドラを内川がポン。

内川は南家。今のところ役は無いが、のどれかを重ねて役をつけようという魂胆だ。

はるか遠くにトイトイも見えなくもない。

また、ドラをポンすることで他家に警戒させる効果もありそうだ。

しかし、ドラを切ってきたのはあの黒沢だ。

さぞ手が育っているだろうと思いきや・・・

思ったよりも育っていない。

一応役牌のがトイツだが、2枚ともスルーしている。

ある程度まとまっているため、自身のアガリを見て先にドラを切る選手も居そうだが、黒沢のフォームではないだろう。

ちょっとうっかりしてしまったかもしれない。

この後、ドラポンに対して勝負できる手牌ではないということでしっかりオリにまわることとなった。

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