俺はまだ舞える!生き残りをかけた石橋伸洋の復活劇【熱論!Mリーグ】担当記者:ZERO

参考動画

【Mリーグ】石橋伸洋・バリュープロポジションを提供できるような麻雀!【マニア倶楽部】https://youtu.be/INeU6SdkjZY

そして順調に間のテンパイをいれる石橋。

しかし当然簡単にアガれるわけでもなく、黒沢から

待ちのリーチが入る!

万事休すか…そう見守っていた周りをよそに、石橋はツモってきた牌をそのまま手元に引き寄せた。

をツモっての2000オール!

余談だが、セミファイナルから

各種赤にポッチ(マーク)が付いている。

(よくみたらMリーグのロゴが入っている)

これは色覚異常の方が見ても赤を認知できるような工夫だ。

色覚異常とは、かつては(色盲・色弱)と言われていた症状のこと。

麻雀をやらないとわからなかった事実なのだが、意外と色覚異常を抱えている方は多い。

雀荘で、赤がわかりにくいんだよねーっていう人をどれだけみたことか。

調べてみたら、男性の20人に1人は色覚異常だとか。

そういった人たちは、社会で生活を送る上で困ることはそこまで多くはないし、自分からは言わないことが多いのだが、こと麻雀において赤がわからないのは死活問題だ。

20年前、馴染みの店が赤を導入したときに、きっぱり麻雀をやめていった友人を思い出した。

見せるためのモノを作り上げる側としての当然の配慮だが、これまで色覚異常が理由でMリーグを見る気の起きなかった多くの方が興味を持ってくれると思うと嬉しく思う。

さて、そんなポッチのついた赤をツモった石橋だが…

東4局2本場

連チャン中の石橋はここからを切った!

ブロック(メンツ・ターツ)を数えてもらえるとわかるが

すでに6ブロックが内蔵されている。

麻雀に必要なのは5ブロックなので、一番弱いブロックであるトイツを外し、それによって作られたスペースにを置くことで、守備力と打点力をアップさせたのだ。

ここでを重ねると、

・ドラ・赤のマンガンルートが見える。

3巡目に和久津からリーチがかかるも…

石橋は既にを2枚処理していた。

早めにブロックを見切ったことによる守備力が活きてきた形だ!

しかし2巡後、石橋は

ここから長考した後、のトイツ落としを選択。

2600の放銃となった。

や白のトイツ落としという手も考えたが、巡目が早い上に親なので形を重視して危険度の低いを選んだのだと思う。

石橋の構想力や打点意識に着目していたのに、それにしてもなんと間の悪い。

麻雀の神様は気まぐれだ。

南1局に1000・2000をアガって踏ん張った石橋の南2局

目が腐ってしまいそうな悪い配牌だ。

あまりにアガリに遠いと思ったのだろう。

石橋はこのをツモ切った。取り敢えず中盤に向けて安全牌を抱え込もうと考えたのだろう。

しかし、道中どこからもリーチがかからず、仕掛けも入らなかったとこで、石橋は

ドラを重ねた。

諦めてたハズなのに、この1ツモで見違える。

あれだけアガリたかった東場のリーチが何回も不発に終わったのに、配牌を見て無理だと思っていた手が

8000へ昇華する。

もしかしたら石橋は自身の立場と重ね合わせていたのかもしれない。

何があるかわからない!

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