両者の着順を決めた裏裏…黒沢咲、小林剛が土壇場で発動させる粘りの手順【Mリーグ2020観戦記2/5】担当記者:masasio

両者の着順を決めた裏裏…

黒沢咲、小林剛が土壇場で

発動させる粘りの手順

文・masasio【金曜担当ライター】2021年2月5日

2月5日第1試合は―

U-NEXT Pirates瑞原明奈がオーラスに力強くツモアガって逆転のトップ。
小林剛の孤軍奮闘が続く中、嬉しい1勝だ。
決めポーズも様になっている。

1戦目を終えたチームランキングがこちら。
首位をひた走るABEMASはさておき、残りの7チームはいよいよ混戦となってきた。

特にEX風林火山は、2021年に入ってから20試合で400ポイント近くを失っている。
本日1回戦でも滝沢が無念の4着。
このままズルズルと後退するわけにはいかない。

2月5日 2回戦

2回戦の組み合わせはこちら。

東家 黒沢咲TEAM雷電

南家 多井隆晴渋谷ABEMAS

西家 小林剛U-NEXTパイレーツ

北家 勝又健志EX風林火山

個人ランキング上位の小林、多井、黒沢に対して風林火山・勝又が踏ん張れるかどうかというところだ。

個性的な選手がそろった2回戦、各選手の「らしい」選択をご紹介したい。

東1局

まずは小林。
がくっついたところ。
悩むそぶりすら見せずに切り。
これが小林の基本フォーム。

小林はMリーグの中でもアガリ率が圧倒的に高い打ち手だが、手を広げるというよりは、
安全牌を残してスリムに構えることが多い。

お次は多井。
こちらもさして悩まずをツモ切り。
ピンズとソーズで1メンツ。
マンズで2メンツ作るならは2枚あれば十分だ。

小林同様に安全度の高い字牌を残していく。

このを小林はチーしてテンパイ。
このチーは黒沢以外の選手は鳴くだろうか?

この仕掛けを受けた勝又。
当たり牌のを掴んだが、当然切らずのトイツ落とし。

「小林の仕掛けだから安い」
というイメージもあるかもしれないが、自分の手があまり良くない以上わざわざ放銃のリスクを負うのは良くない。

勝又らしいナイス判断!と思ったのだが、それだと1巡前のの辻褄が合わない。
は親の現物で小林に通っていないので残したいところだ。
を切っている多井に対しての先切りのような意図もあっただろうか。

そして黒沢は―

この配牌を―

ここまで育て上げた。
らしさ全開の黒沢。今日もやってくれそうだ。

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