「強いのか弱いのか」論争を黙らせろ！雷電ファンの夢を乗せた萩原聖人のストレート【熱論！Mリーグ】担当記者：masasio

鳴かない理由はいくつかある。

・片アガリを嫌った

・ドラを親に切りたくなかった

などが主な理由だろうか。

しかし今回は裏目のを引いてもタンヤオに移行できるし、何よりもトップ目である日向が協力してくれるのが大きい。

ラス目の寿人とテンパイノーテンで逆転されてしまう魚谷も、を切っている。
もう一度引いてくればツモ切られる可能性は高いだろう。

結果はトップ目の日向が魚谷の仕掛けにマンガンを放銃してゲームセット。
インタビューでも語っていたが、やはり日向は、親の寿人以外ならある程度放銃しても良いと思って打っていたのだ。

対局を終えてこの表情。
見つめる先には鳴かなかったがあるだろうか？
それとも結果に納得の表情だろうか。
いずれにしても、最後の最後で2着を取り逃がしてしまい悔しい結果に終わってしまった。

しかしながらオーラスこそ怪しいところがあったものの、途中までは必死に食らいついていたように感じる。

東1局にを勝負したのも痛快だったし、南1局に仕掛けてアガったのも今までにあまり見られなかったまっすぐな仕掛けだった。

萩原のストレートはある程度通用していたのだ。

後は、オーラス。

これまでメンゼン主体で打点を作る麻雀で勝ってきた萩原にあの片アガリになるを鳴けというのは酷かもしれない。
しかし結果を出すためには固定概念にとらわれないことも大事なのではないだろうか。

ストレートが通用することは分かった。
後は切れのある変化球さえ投げられるようになれば―

しっかり結果を出すこともできるはずだ。

レギュラーシーズン、TEAM雷電は苦しいながらも黒沢咲の活躍、瀬戸熊直樹の頑張りによって何とかセミファイナルに進出することができた。
セミファイナルにおいても依然厳しい状況は変わらない。6チーム中、雷電だけがマイナスポイントを背負ってしまっている状況だ。

こんな状況だからこそ、萩原にかかる期待は大きい。
この男がポイントを稼ぎだせばチームのムードはガラッと変わるはずだ。

チーム雷電が、萩原聖人が、ファイナルに進出して大きな夢を見せてくれることを我々ファンは期待している。