日向はこの舞台の持つプレッシャーに押しつぶされるかもしれない。
ただ、だからこそ今後のことも考えて、1戦も使わないということはないと予想する。
そしてフェニックス。
近藤・魚谷を始め、もちろん総合力は高いのだが、いかんせんピークがズレてしまったように感じる。
レギュラーシーズンはぶっちぎりの成績だった。
しかしセミファイナルは上から(2.6.4.4)の-75.8ptとやや物足りない結果に。
成績上位の魚谷・近藤中心の起用と推測されるが、ここも全員使ってきそう。
とはいえ
魚谷5・近藤5・茅森1・和久津1
くらいの偏った布陣が予想される。
苦しいのがPirates。
ただでさえビハインドがある上、まずはチンイツ見逃しで話題になった瑞原は使いづらい。
目下絶不調の朝倉の復活がカギになる。
こういう短期決戦は、ラッキーボーイが必ず存在し、セミファイナル大活躍の石橋がその役を狙い、船長・小林は毎日1試合は出る、という割合になりそう。
小林6・石橋4・朝倉2
あるいは瑞原に面目躍如の機会を与えることも。
Piratesはレギュラーシーズンからドリブンズと、そしてセミファイナルでは雷電との残留争いを乗り切った。これで優勝したらカッコいいし、ある意味失うもののない挑戦的な姿勢で挑めるのがプラス材料と言える。
あーだこーだと予想してみたが、いずれにせよ12試合ではどうしようもないくらいに何もできないチームが出てくるだろうし、1回のめくり合いで勝負の趨勢が決まることだってある。
やはり私の注目は毎回出てくるであろう沢崎だ。
桜の季節にサクラナイツが光り輝くことができるだろうか。
物語は最終章へと突入する。
◯ABEMAS
▲フェニックス
☓Pirates
麻雀ブロガー。フリー雀荘メンバー、麻雀プロを経て、ネット麻雀天鳳の人気プレーヤーに。著書に「ゼロ秒思考の麻雀」。現在「近代麻雀」で戦術特集記事を連載中。note「ZEROが麻雀人生をかけて取り組む定期マガジン」、YouTubeチャンネル「ZERO麻雀ch」