リーチのみはいらん!
特には山にいそうじゃないか!
という意図はやはりわかるのだが、それにしても思い切った一打だと思う。
こういう選択の何回かに1回は必ず四暗刻になる。
今回はその1回ではなかったらしく、イーシャンテンにもならないまま松本からリーチが入ってオリ。
南4局。
3着目で迎えた沢崎の手牌がコチラ。
ここから打。
ドラがだが他に外せるところがなく、仕方無しといったところか。
意外だったのがその後。
手牌だけ見るとを切るしかないが、沢崎はを切った。
これはをポンしている対面の茅森への対応だ。
茅森はまだピンズを余らせていないので、はロンと言われることは少なそうだが、ポンと言われて手を進ませるのも損と考えたのだろう。
こうして沢崎は…
字牌も持ってきてしまい、手を崩してオリた。
沢崎が親番でオリるなんて、ごく稀にしか見られない。
ハレー彗星みたいなものだ。
点数状況をみてほしい。
沢崎はチームのために3着を甘んじて受け入れたのだ。
こうして1戦目のトップは
高宮がとった。
2戦目、12万点以上のトップ条件となった藤崎だが、東場で80000点台に突入するなど、あわやの場面を作るものの
いかんせん目標が遠すぎて、Piratesには届かなった。
こうしてまた魅力的なチームが、そしてMリーグの仲間が離脱した。
最初に話した通り、敗者の輝きが際立ち、そしてその分勝者も輝いていくのが麻雀のいいところだと思う。
ファイナルの開始は、また2週間くらいの間があって4/13(月)からとなる。
しかし始まってしまえば1週間で今季のMリーグは幕を閉じる。(4/21(火)まで)
この日の最終結果を半分にした
サクラナイツ +142.4
フェニックス +86.0
ABEMAS +32.0
Pirates -1.7
このポイントを持ち越して12半荘を行い、今シーズンの王者を決める。
ただでさえ混戦だが、全てが直接対決のため4位のPiratesまで十分にチャンスがあると言える。
【ファイナル予想】
キーポイントはやはり今日取り上げた沢崎だろう。
12半荘中、半分以上の登板してくると予想する。
沢崎8・内川4くらいの配分、岡田を起用するなら初日の1戦と見る。
本日取り上げただけでも、沢崎の選択は攻守共に変幻自在で、捉えどころがない。
各チーム、沢崎を攻略できないままでは、またレギュラーシーズン・セミファイナル同様、走られてしまうかもしれない。
対抗はABEMASか。
総合力は一番上だと思っている。
そして条件戦と大舞台にめっぽう強い多井が連闘してくるだろう。
とはいえABEMASは全員で勝つことを目指しているチームでもある。
おそらく4人共、登板機会があるはずだ。
今季の成績も加味して
多井5・白鳥4・松本2・日向1
くらいの配分できそう。
多井は沢崎との直接対決の成績がよくないと言っていたので、やはりそこを克服できるかがキーとなる。
白鳥は今一番脂がノッている。
多井が不調なら白鳥の方が多く出てくるかもしれない。
松本とて今夜の麻雀を見てもただやたらアガれないだけで、何も悪いことはしていない。
登板機会は少なくなるかもしれないが、逆襲に燃えているだろう。