実際、女帝のリーチは…
…!
また今日も放銃か親被りで始まるのだろうか。
否…!
ピンチやトラブルの時が本当の正念場だ。
この手がリーチじゃなくてなんだってんだ。
リスクを恐れて動かないのは老人のすること。
たとえ敗れても、前を向こう。
負けたときこそ、強く。
そう決意した流局間際だった。
圧倒的僥倖っ…!
茅森の手からがこぼれた。
ホウテイで出て、裏が乗っての18000!
プロとしては新人もド新人。
持たざる者の捨て身の一撃が、女帝を討った…!
問題はここからだ。
今まで、丸山が東場のうちに大量リードをもらうことなんて、ほとんどなかったはず。
逆に調子が狂わないだろうか。
丁寧に扱いすぎた命(点棒)は淀み腐っていく。
東1の18000なんて気にしないほうがいい。
1本場、丸山の資質が試される時がきたっ…!
茅森のリーチを受けた一発。
1枚切れのをツモってきた場面。
手牌はドラ3だが、2シャンテンである。
どうする…?
いった!
18000という点棒にもたれかかることなく、戦場に足を踏み入れた。
さらに…
を手中に収め、この無筋のも押した。
テンパイしたらドラをも押す構えだろう。
さらに丸山は通っていないところを押していくも、テンパイすることなく、流局。
すべてを捻じ伏せ……私は勝つ……!
そんな気合をみた一局だった。
東2局2本場
勝ちたいのはみんな同じっ…!
萩原がこの手牌で悩む。↓
が暗刻になってテンパイした場面。
しかし違う!お前じゃないんだ!
234の三色かピンズの一気通貫にしたかったのに、これではリーチのみになってしまう。
雷電の麻雀は…!
面白いんです!
とばかりにツモ切り。
これは見ていて気持ちのいい選択だった。
が、往々にしてツモるっ…!
こういうときは…!
をっ…!
ふざけんな…!バカにするなよ、牌が人をっ…!
234の三色にしようと思うと赤が出ていく。
そう思った萩原は