【西原理恵子 & 山崎一夫】トップ狙いのためならラス転落はやむなし!?

トップ狙いのためなら
ラス転落はやむなし

S字カーブの話を以前しました。成長曲線や学習曲線などが、だいたいS字になります。
麻雀の得点グラフも、少しそれに似ているとも。

3ハンと4ハンの部分が、報酬が急上昇するので、とにかくリーチをかけましょうと。
アガれる確率が仮に2分の1になっても、もしアガれたら得点は3倍くらいになるからです。

いわゆる期待値、損得の平均のことですね。

ただしこれは、1局勝負のことで、順位ウマやトップ賞は考慮されていません。
放銃も気にしてません。

一般的なフリー麻雀は、トップとチップを集めてナンボの世界です。

順位ウマの設定にもよりますが、4着から3着2着までは、収支が直線グラフになりますが、トップはそれにオカが付いて、グラフが急上昇します。

 

S字カーブの一部みたいでホッケースティック曲線に似ています。
ピンのワン・スリーなら、こんな得点配分です。

△3000・△1000・+1000・+5000

無理をしてでもトップを狙う価値があるし、現状トップの人は死守するのが、とても大事です。
「親マンをテンパイしたから」で五分の勝負は明らかに損です。

五分の勝負では役マンクラスでないと割にあいません。
もっとも実戦では、それが五分(50%)の勝負なのか、それよりも_有利なのか不利なのかが、分からないのが現状です。

どっちか分からない場合はたぶん有利だと思う。
で、対人戦はいいと思います。

ゲームなので考えなさ過ぎはダメですが、考え過ぎでチャンスを逃してるケースが多いです。

バランス感覚はは人それぞれですが、対人ゲームは自分の実力と状況に、自信を持って挑んだほうが、良い結果に繋がると思います。

プラセボ効果でしたっけ。

 

トップ目に立ったらライバルに大物手を決められないよう、自分は早アガリを目指すのが基本です。
ところがですね、東場でマンガンひとつ分くらいでは、今のインフレ麻雀では、トップの可能性はあまり高くありません。

さらに加点が必要です。
6000点の2枚オール。

を目指すくらいで、ちょうどいいんじゃないです。
メンタンピンツモ、赤裏など、1ハン6つ目指すのが一番効果的な1ハン成金です。

2ハン役や3ハン役の複合に比べると数倍簡単です。
先に述べたリーチで得点を3倍にですね。

 

点差表の丸暗記と
ワキどうしの暗算も

東場は構想雄大でアガリが少なくてもいいですが、南場になりオーラスに近づくと、現在の着順と持ち点に合わせた戦いになります。

競輪のライン取りみたいに麻雀の面白さのひとつであり、シビアにセコくなるのが一般的です。

私の場合、東場でチーから入ることはめったにありませんが、オーラスのトップ目は別。
リーチをかけたくないので、バックでも仕掛けます。

私はハウスの側面もあるので、昔ながらのゲーム運びですが、ゲームやデータで鍛えた若者は東パツから3メンチャンを鳴いて後付けでアガるのも珍しくありません。

たとえ1000点のアガリでも、相手の大物手(1ハン成金など)をツブしてしまう効果が大きいです。 ただし相手の中には、実は4人目の自分も一部含まれています。

1000点の手を1000点でアガるのは素晴らしいことですが、タンピン形を鳴いて2000や3900の、S字カーブの下のほうで終わらせるのは、自分もツブしているかもしれないんです。

図は私のTwitterやブログで紹介している、子でツモった時の対親と対ワキとの点差表です。 以前こちらでも紹介しましたが、写メを活用してくれてる人も多いようなので再度詳しく説明します。

オーラスのトップ取りに役立ててください。
一番出現頻度の高い30符は、ツモのみの300・500が、1400・1600です。

タンツモの2500・3000からは、マンガンまで2倍ずつなので簡単です。

暗記はアミの部分だけで済みます。

面倒なのは40符ですが、実際には1ハンズレで20符で使うことが多いです。

左からピンヅモ、ピンヅモ・ドラ1、ピンヅモ・ドラドラなど。
少し面倒ですが、まずは良く出る6500・7800が重要です。

「ロクゴーナナハチ」
一番下は主にチートイツ「ハッセン・クンロク」

左の無地は半分なので、1コだけ覚えればOKです。
できればワキどうしの点差を暗算しましょう。

今の自動卓にはその機能がありませんが、点差が分かれば相手の戦略が少し分かります。

「あの仕掛けは5200以上だな」

とか。

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