しかし、直後に勝又がハイテイ手番でをツモ!
ツモ七対子にハイテイがついての1600-3200(+1本場)は松本の親番を蹴り、自身も大きく加点する価値あるアガリだ。
これにはさすがに、松本も表情をこわばらせた。
連荘寸前で親番を蹴られたこともそうだが、2巡前のツモ切りのところでフリテンの受けを残しておけばがツモアガリとなるルートがあったのだ。
それが見えているだけに、悔しい思いをしていたのだろう。
南3局では松本がリーチツモドラ赤の2000-4000をツモって2着目に浮上するも・・・
最終局は勝又が平和テンパイを入れて村上から出アガリ。
1/14以来、およそ一月半ぶりのトップを獲得した。
この1勝で、EX風林火山はポイントをプラス域に戻した。
しかし、現状のポイント差はすぐに変わりうる程度のものでしかない。
レギュラーシーズンが終わるまで、この日が終われば試合開催日はわずか7日。
その中で、どんなドラマが繰り広げられるのだろうか。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。