最高位は今、真剣勝負の場に飢えている【 EX風林火山 IKUSA】竹内元太インタビュー

最高位は今、
真剣勝負の場に飢えている

竹内元太 たけうち げんた（最高位戦日本プロ麻雀協会）
Twitter：https://twitter.com/takeuchigenta

-竹内プロは2年前のオーディションにも参加されていましたが、あれから今日までの間に、最高位やBIG1という大きなタイトルを獲得されています。前回との意識の違いについてはいかがでしょうか。

もちろん勝ちたいは勝ちたいんですけど、今回は対局を配信していただけるということなので「最高位はこんなにすごいんだぞ」っていう内容の良さ、強さも見せなければいけないと思っています。

-今回は団体の威信も背負っているところはあると思います。

そうですね。若いプロもいっぱい出ていますし、今回は団体推薦ポイントをいただいていますので、集中力が欠けているとか、雑な放銃をしてコロッと負けるというのは許されないと思います。それだったら他の人に渡せ、という話になりますから。

-昨年に鈴木優プロがドラフトで指名を受けたように、現・最高位であれば、IKUSAに出なくてもMリーガーの有力候補になっていると思います。それでもなお参加されたモチベーションは、どんなところにありますか。

僕、2年前のオーディションが楽しかったんです。初めて打つ若いプロとかと真剣勝負で打つ、というのが個人的にすごく好きなので、デメリットがないならすぐに出ようと思いました。

-ただ、もしここで大きく負けたら、麻雀業界に詳しくない人からの評価は落ちてしまいかねません。

それは言われましたし、僕も考えました。出なければ「あの人は強い」と思われるのに、出てマイナス3桁で終わる可能性もありますし、そうなったら何を言われるかわかりません。ただ、Mリーグに出たい気持ちがもちろん一番ですけど、今の僕はリーグ戦がなくて、真剣勝負の場に飢えているんです。そしてここでは相手のプロも気持ちが入った対局をしていて、僕はそういうのが好きなんですよ。ここまで気持ちが入っている人と麻雀を打つ機会はなかなかないので、そういう麻雀をやりにきた、という感じがあります。あと、ここで新しいつながりが生まれることもあって、今回でも同卓した人から「麻雀でいろいろ教わりたいことがあるから連絡してもいいですか」と言ってもらえたりもしました。そういうこともすごくうれしいんですよね。

-麻雀ファンに「最高位・竹内元太はこれだけ強い」とアピールする気持ちは強いと思います。

僕は自分でも、最高位戦のルールより赤入り麻雀のほうが得意だと思っているんですよ。長年赤入り麻雀をずっとやってきて、働いている場所でも同じようなルールばかりやっているので、このルールが自分でも一番強いと思っています。普通にやっていれば、強いところを見せられるんじゃないかなと思います。

-最後に、改めてIKUSAへの意気込みをお願いします。

今回はいろいろな人に見てもらって注目していただくことが一番の目標だと思っています。とりあえずは、7位を目指して頑張ります。あと、今回は明治さんが協賛してくださっていますよね。僕はエナジードリンクが好きなんですけど、そういうのが好きな人なら「BOOSTBITES」は好きになるんじゃないかと思います。もし7位に入れなくても、1ポイントでも多く稼いで「BOOSTBITES」をたくさん持って帰りたいですね。