二度のチーテンをスルー! 勝負所を決めた近藤誠一のブレない選択 麻雀最強戦2021「男子プロ 因縁の血闘」観戦記【B卓】

堀である。まずはドラのを切ってお伺い。北家の新井が鳴く分には全然OK、親の本田が鳴いたら役牌や、役ありにあたりそうな牌は打たずにおこうという算段か。

ドラが鳴かれないなら生牌も安牌と取り換え。「新井さん鳴けたらどうぞ」といった具合だろうか。

しかしこれが鳴けるのは親の本田だった。愚形が多かった本田からすれば垂涎の、新井からすれば「堀さんなんてことしてくれるの」な、まさに「鳴かせる男」だ。

しかしその後、堀、新井、本田三名とも手が伸び悩む。

13巡目、新井は親に対して降り兼絞りに入る。本田のノーテンを読み切ったか。

形式聴牌を入れていた堀が打った

本田がポン!これでかなり広いイーシャンテンに!後2回のツモで……

なんとか聴牌を入れる!

すんでのところで聴牌連荘に成功した本田。

次局、【南4局1本場】でこの勝負手を入れてくるが……

最後は新井がタンヤオのアガリを決めて、自身の手で決勝進出を確定させた。

かくしてB卓からは堀、新井が決勝進出する運びとなった。

誰が勝ってもおかしくない実力者が集ったB卓だが勝負は非情である。この二人のどちらかが最初に多井への挑戦権を得るのか、決勝に期待しよう。

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