麻雀コラム キンマweb編集部

【多井隆晴】ピンフのみのリーチはありか？【梶本琢程】

梶本
ファンをがっかりさせる打ち方はしたくない？
多井
それに近い。よくあるのが、オーラスでリーチをかけて安めツモで裏１なら逆転という状況。裏ドラ確率30％ぐらいだとして、そこをツモ切ったら、その後高めをツモれる可能性って確実に30％を割っちゃうんです。残りツモが少ないならもっと下がる。なら、ツモアガって裏ドラの30％に賭けるべきじゃないかな、と思っています
梶本
でも、多井さんがそれをやるイメージは薄い
多井
そう。今言っているのは競技の勝ち負けだけの話であって。僕の今の立場で言えば、最強戦やＭリーグは人に見てもらう場なんです。なので、勝ち負けの確率と、多井隆晴の勇者効率、格好いい効率は違うと認識しているんです。なので、先ほどの即リーチや裏ドラに賭ける選択は単純に得なほうを選びたいけど、多井隆晴効率でそれをやるのは損だと思う。これからの若手選手は得な方を選ぶべきだけど、すでに多くのファンやスポンサーを背負っている立場の人は、その人たちを喜ばせる選択をすべきじゃないかと思いますよ
梶本
そこは技術論ではなく、多井流のプロ意識・美学の部分ですね。そこを貫くのもなかなか不便そうですね
多井
それで負けたら、そこまでに点差をつけられた自分が悪いと反省するかな

もっと詳しくは近代麻雀６月１日発売号で

最強戦は全対局Abemaビデオから視聴可能です。中田花奈（元乃木坂46）の裏トークコーナーもあります。

多井隆晴『麻雀無敗の手筋』６月３日発売

≪ 前のページへ

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします！
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします！

    • ＼近代麻雀新刊＆おすすめ／