VTuber千羽黒乃の麻雀講座【第51回】連続形を使いこなして、好形聴牌率アップじゃ!

千羽黒乃麻雀講座51回

やっほーい! 儂じゃよー! 今日も元気に3000・6000! 麻雀歴1000年の鴉天狗、千羽黒乃が今週もキンマwebに参上じゃ!

節目の第50回となった前回のコラムでは「不調との付き合い方」についてお話したのじゃ。
避けられない運の偏りによって生じる「不調」は、誰にでも必ず訪れるもの。そんなときこそ普段通りの麻雀を打つことで、より逞しい打ち手に成長できるとお伝えしたのじゃ!
VTuber千羽黒乃の麻雀講座【第50回】 番外編:不調は必ずやってくる! どうやって乗り越えるのじゃ?

先週は、ひたすら麻雀を打ったのじゃ~!!
雀魂のランキング上位者大会「四象戦」に、「雀魂二周年大大感謝杯」! たくさんの方に見守られながら、渾身の対局を披露したのじゃ!

感謝杯

夢にまでみたドキドキの大舞台を、思いっきり堪能したのじゃ!
応援してくれた皆々様に、改めてお礼を申し上げるのじゃ~🙏💞!!

強い連続形を大事にしよう!

牌が繋がった【4ピン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】【4ピン】【5ピン】【5ピン】【6ピン】のような形を「連続形」と呼び、とっても強い形じゃよ! と以前話したのを覚えているかのう?
(忘れちゃった方は復習じゃ!VTuber千羽黒乃の麻雀講座【第39回】 「牌の働き」を知って和了率アップじゃ!
これはいわば、美味しい手を作るための極上の素材じゃ。
良い素材を知ったなら、次に学ぶのは美味しく料理する方法じゃ~!

連続形の活かし方①:愚形ターツがあるとき!

東1局 南家3巡目 ドラ【9マン】
【2マン】【4マン】【7マン】【8マン】【9マン】【4ピン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】【5ソウ】【6ソウ】【9ソウ】【9ソウ】【9ソウ】

実戦でもよくある形の一向聴じゃ。
【4ピン】【7ピン】を切れば受け入れ枚数は最大! じゃが、ここでは打【2マン】とするのが連続形を活かした一打じゃ!

まずは受け入れ枚数を比較すると

【4ピン】【2マン】【3マン】【4マン】【4ソウ】【5ソウ】【6ソウ】【7ソウ】の7種24牌で聴牌
【2マン】【4マン】【4ピン】【7ピン】【4ソウ】【7ソウ】の5種17牌で聴牌

と、これだけ見れば受け入れ枚数で勝る打【4ピン】が良さそうに見えるのじゃ?
ところがどっこい!

「好形聴牌になる」受け入れ枚数だけを比較してみると、

【4ピン】【2マン】【3マン】【4マン】の3種10牌
【2マン】【4マン】【4ピン】【7ピン】【4ソウ】【7ソウ】の5種17牌

なんと! 打【2マン】の方は聴牌する受け入れ全てが好形聴牌になるのに対し、打【4ピン】は先に萬子のターツが完成しないと愚形聴牌になってしまうのじゃ!

また、連続形を残すメリットはこれだけではなく、打【2マン】とした後に筒子がさらに伸びれば

【7マン】【8マン】【9マン】【3ピン】【4ピン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】【5ソウ】【6ソウ】【9ソウ】【9ソウ】【9ソウ】
【7マン】【8マン】【9マン】【4ピン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】【8ピン】【5ソウ】【6ソウ】【9ソウ】【9ソウ】【9ソウ】

このような、さらに広い一向聴へと変化する可能性もあるため、最終的な好形聴牌率には大きな差が生まれるのじゃ!

ここで覚えてほしいのが!

麻雀のゴールは「リーチ」ではなく、「アガリ」ということじゃ。そのために大事なのは、好形の聴牌を組むということじゃ!
そのコツこそが、連続形を残すことなのじゃーー!

ステップアップ

待ちとして弱いペンチャンやカンチャンが残ったイーシャンテンのときには、連続形がないかチェックしてみるのじゃ!

連続形の活かし方②:落とすことで手役が確定するターツがあるとき!

東1局 南家3巡目 ドラ【7ピン】

【1マン】【1マン】【2マン】【8マン】【8マン】【4ピン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】【3ソウ】【4ソウ】【4ソウ】【5ソウ】【6ソウ】

今度も一向聴での何切る問題じゃ。この場面の選択肢は3つ!
【4ピン】【1マン】【2マン】じゃ。

早速、それぞれについて説明をしていくのじゃ。
まずは打【2マン】。これが聴牌への受け入れ枚数が最も広い一打!
【2ソウ】【5ソウ】に加えて【1マン】【8マン】、そして【3マン】の3種類でリーチをかけることができるのじゃ。

しかし先に索子が埋まってしまうと最終的な待ちはシャンポン、もしくはペンチャンとなってしまい、打点もリーチ・ドラ1の2600点。これだけの好配牌の仕上がりとしては、少々物足りない最終形になってしまう可能性が濃厚じゃ!

また、【4ピン】を切ってしまうと、そのあとの筒子のツモが全部無駄ヅモになってしまうのも痛い裏目じゃ。【5ピン】【6ピン】【6ピン】【7ピン】のような形から【6ピン】を切り、そのあと河に【7ピン】【5ピン】と並んで頭を抱えてしまった経験はどなたにもあるはず。
河に中張牌を多く捨ててしまうと、いざリーチをかけても河にヒントが多く出た状態になってしまうのじゃ。そうなると、他家がやすやすとオリられるようになってしまうじゃろう? これを「河がぬるくなる」と呼ぶのじゃ。

対局

よって、ここでのオススメは
【1マン】【1マン】【2マン】のターツを落としながら、【4ピン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】の連続系を伸ばして筒子で2ブロックを作ることなのじゃ!

【3ピン】【8ピン】を引き入れて
【1マン】【8マン】【8マン】【4ピン】【5ピン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】【3ソウ】【4ソウ】【4ソウ】【5ソウ】【6ソウ】

こんな一向聴になれば、立直・平和・タンヤオ・ドラが確定! 満貫以上のアガりがすぐそこじゃ!
連続系を残すことは好形聴牌を上げるだけではなく、打点を狙ううえでも有利なのじゃ!

(なお、【1マン】【2マン】の比較については、すぐに聴牌したときの打点差と裏目を引いたときの形の良さで打【1マン】がやや有利じゃ。

【2マン】を切ってダイレクトに聴牌をすると
【1マン】【1マン】【8マン】【8マン】【8マン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】【3ソウ】【4ソウ】【4ソウ】【5ソウ】【6ソウ】

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