あなたに捧ぐ「ボディ麻雀」【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 10/16 第2試合(麻雀チャンネル)】担当記者 ゆうせー 高宮まり vs 中田花奈 vs 瀬戸熊直樹 vs 多井隆晴

あなたに捧ぐ「ボディ麻雀」

文・ゆうせー【木曜担当ライター】2025年10月16日

先日、

前原雄大プロがこの世を去った。

いまだ残る大きな喪失感は「いかに偉大な存在だったか」ということの証だ。

前原は、2018年にKONAMI麻雀格闘倶楽部からドラフト指名を受けた、いわゆる「初期メンバー」でもある。

寿人、高宮、前原、この3人から、KONAMI麻雀格闘倶楽部の歴史が始まった。

初年度に、前原は親で役満の大三元を決める。

「きちんと攻めて、きちんと放銃する」

というモットーのとおり、前原はMリーグで大暴れしていた。

2020年シーズンを終えて、Mリーグから身を引いた前原。その後もずっとKONAMI麻雀格闘倶楽部の「お父ちゃん」という存在のまま、チームを応援していた。

数年が経ち、前原が2022年に「最強戦」というタイトル戦に出たとき、打ち筋に「ボディ麻雀」というあだ名がついた。

感覚ともに身体ごと思い切ってぶつかっていく豪快な「ボディ麻雀」は、

キャッチーな響きとともに、KONAMI麻雀格闘倶楽部の間にも浸透する。

また、高宮の打ち筋とも親和性があり、グラビアで活躍していることと馴染んでいるため、「ボディ麻雀」は高宮の麻雀を表す言葉にもなった。

2025年10月16日。

KONAMI麻雀格闘倶楽部は、前原への想いを胸に試合へと臨む。

1戦目は寿人がトップ。

2019年に前原が試合後にとったポーズを、

「失礼します」の言葉のあとに、天へと捧げた。

2戦目に出場するのは高宮。

KONAMI麻雀格闘倶楽部らしく「腕を振って」、勝利を前原へと届けることが出来るだろうか。

第2試合

東家:高宮まりKONAMI麻雀格闘倶楽部
南家:中田花奈BEAST X
西家:瀬戸熊直樹TEAM RAIDEN / 雷電)
北家:多井隆晴渋谷ABEMAS

この日、高宮は、

時おり、物憂げな表情を浮かべていた。

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