【西原理恵子 & 山崎一夫】チョンボの宝庫?麻雀サークルやたぬ女子クルー!

チョンボの宝庫
麻雀サークルや
たぬ女子クルー

古来麻雀にはチョンボがつきものです。

裸タンキの牌を伏せていたら、誰かがその牌をツモ切りして待ち牌が無くなってしまったとか。
漫画家さんの昔の実話ですが、けっこう有名かもしれません。

「ツモったあ!」

別バージョンでは、本人が自分の伏せた牌を盲牌してアガり宣言とか。

お笑いのプロの漫画家さんなのでどこまでが本当かは分かりません。
老舗の女子麻雀愛好会の「たまご組」で有名なのは、初心者への捨て牌6枚2段切りの指導。

「いいですか、6枚切りにして7枚目からは2段目に切ってください」

「はーい」

1段目の捨て牌の上に乗っけたそうです。

 

なんて素直なんでしょう。

私の店の新人たちもやらかします。
たったの3巡目なのにフリテンをロンしてチョンボ。

「なんかツモ切りしてたけど、もしかして天和だったんじゃないの?」

「わかりません」

ポンチー鳴きまくって裸タンキ。
いちおう途中で役がついてるので一安心です。

「ロン」

「何それ、裸タンキのフリテンて初めてみた」

安心できないわー。

「リーチ。あっリーチ棒の千点がありません」

「3フーロもしてるんだから、元もとリーチできないよ」

漫画家の西原理恵子さんも豪快なチョンボをしたことがあります。
リーチ後のツモがやたらと力強いのでどうやら大物手のようです。

「暗カン!」

「じゃカンドラめくって」

「ツモっ」

めくったカンドラ表示牌を引きヅモして、四アンコですって。
もちろんダメですが、よっぽどアガりたかったんでしょうね。

 

負け確の方程式
ダマでアガって
リーチに振りこむ

私の店の従業員の麻雀の収支は業界では珍しい完全店持ちです。

云わば私のサイフですが、新人がチョンボの連チャンで負けまくると、私のフトコロが痛みます。
中には1人で自分の月給以上に負ける豪傑もいます。

その日の売り上げ全部負けたこともあります。
もちろん給料が減るわけではありませんが、お客さんに迷惑をかけてる可能性が大です。

「従業員が負ければお客さんが勝てて喜ばれそう」

という考えもありますが、あまりヘタだと対人ゲームのおもしろさは損なわれます。
対人ゲームの醍醐味は、相手に勝つ意欲と勝つ能力があること。

機械相手のゲームやギャンブルは、相手が弱ければ(こちらの勝ちの期待値が高ければ)勝てて楽しいでしょうが、麻雀はそうでもない。

「たぬの早番に行くと、かわいいあの子がいて麻雀も負けてくれるし、一石二鳥」

そう笑ってたお客さんがいましたが、その女子が強くなった時は、心から喜んでました。

「やるね、麻雀はこうでなきゃ」

 

平均収支プラス5P(半チャン10回でトップ1回分浮く)をマークするのは至難の業ですが、逆にマイナスは5Pや10Pは、新人なら簡単に負けてしまいます。

各自の平均収支を棒グラフにして順番に並べると(やったワケではありませんが)
左右対称釣り鐘状の正規分布ではなく、負けのほうに長く広がっていると思います。

勝ち平均がプラス5Pくらいで頭打ちになるのに対して、負けはマイナス10P以上がけっこういるんです。
負けが大きい従業員には「無条件で即リー」を業務命令として出しているんですが、不思議なことにちゃんと実行されていません。

「なんでリーチしなかったの?」

「メンホンなのでリーチすると出ないと思ったんです」

他に

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