【西原理恵子 & 山崎一夫】連チャンで得点を重ねるのは意外と難しい。

なるほど。

「子の私が変な牌をポン。ワキの子がタンヤオの仕掛け。つられて親まで鳴いてくれれば大成功。タンピン形のハネツモを5800でアガってくれたり。しかもワキからとか。うふふ」

当時、高レート麻雀だけでなく、リーグ戦やタイトル戦で、これでやられた人も多かったと思います。
親になったら子方の仕掛けは、リーチの餌食だと思いましょう。

もう一人現役の麻雀プロで「麻雀たぬブログ」を書いて貰っている最高位戦の村上プロに、高打点の秘密を聞いてみました。
モンド牌などのデータによると、平均打点が7000点から8000点だというから凄いです。

もちろんアガり回数や連チャン率は犠牲になっていると思いますが、それに見合うトータルでの好結果が出ているんです。
村上プロに、打点アップに貢献している役を聞いてみました。

「メンゼンならリーチ、ツモ。チートイツ。鳴きはホンイツです。それとイチ鳴きはあまりしません。リーチがなくなるし、スルーした牌は安全牌としても使えます」

打点が高い人は放銃率も高くなりがちですが、さすがトッププロですね。

「ムダな連チャンはしない」

述べて来ましたが、オーラスの場合は少し違います。
子方の思惑や駆け引きもあるので、トップ取りだけでなく対人ゲームのおもしろさを堪能できます。

 

(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2016年11月1日号)

●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/

さいばら&山崎の でかぴん麻雀入門は毎週水曜更新!!(次回は9月15日更新予定)

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