10月27日、株式会社コナミアミューズメントが「eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント」の開催について、メディア向けに記者発表会を行った。
これはコナミアミューズメントの人気オンライン麻雀ゲーム「麻雀格闘倶楽部」のサービス開始20周年の節目となる、2022年に開催が予定される大会。本大会の開催に際しては日本プロ麻雀連盟が期間限定で「eMAH-JONGプロ」を認定、日本プロ麻雀連盟に所属している麻雀プロ8名を加えた総勢32名が、トーナメント方式で優勝を争う。報酬総額は1,000万円と、非常に規模の大きなものとなっている。
「eMAH-JONGプロ」は、書類選考・実技試験(麻雀格闘倶楽部Spで実施予定)・面接などによって認定され、認定プロとなった暁には、プロトーナメントへの参加の他、麻雀格闘倶楽部で活躍してもらうことも予定されているという。
記者発表会ではまず、コナミアミューズメントの沖田勝典社長、日本プロ麻雀連盟の森山茂和会長が登壇し、大会への思いを語った。
沖田勝典社長
「このたび、我々コナミアミューズメントは、日頃から麻雀格闘倶楽部シリーズの発展について、いろいろとご協力をいただいている日本プロ麻雀連盟様と共に、麻雀格闘倶楽部を題材としたeスポーツ大会『eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント 』を立ちあげたく考えております。
これまで非常に多くの方々にプレイされている麻雀格闘倶楽部シリーズですが、来春に20周年を迎えます。この節目になる年にふさわしい、eスポーツという新たなフィールドで『eMAH-JONGプロ』が誕生して活躍する、そんな大会となっております。頭脳スポーツである麻雀の普及拡大と、健全な麻雀のさらなる発展、これを目指して、これまで以上に麻雀ファンのみなさまに注目していただき、そしてより多くの方々に挑戦していただける、そんな大会となることを期待しております」
森山茂和会長
「この度日本プロ麻雀連盟は、コナミアミューズメント様と共に、さらなる麻雀の発展を目的とした、麻雀格闘倶楽部のeスポーツ大会となる『eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント 』を共同開催することになりました。
4年くらい前になりますか、沖田社長から『麻雀格闘倶楽部でeスポーツをやりたい』というありがたいお話がありまして、実現を楽しみにしておりました。今回それがやっとかなうことになりました。
麻雀格闘倶楽部も来年で20周年なんですけど、麻雀格闘倶楽部は沖田社長がアイデアを出されたものです。その沖田社長が隣にいらして、麻雀界のことを考えていただいて、これからもっともっと発展させていただけるのかと思っておりますけど、麻雀格闘倶楽部においても、多くのプロが活躍してまいりました。
この大会では新たに『eMAH-JONGプロ』という、期間限定のプロ選手を認定いたしまして、大会に参加していただこうと思っております。この発表会をご覧になっていただいているみなさんにも参加のチャンスがありますので、麻雀格闘倶楽部の頂点を決める大会に、みなさまの挑戦をお待ちしております。『eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント 』、この大会をおおいに盛り上げたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます」
その後は大会概要の紹介を経て、日本プロ麻雀連盟のプロ雀士たちがステージに登壇。ガースプロ、岡田紗佳プロが壇上でコメントした。
ガースプロ
「久しぶりにドキドキします。2021年はいまいちでしたけど、これでよみがえるかと思います。リーチ麻雀の楽しさを世界でも日本でも広げたいと思うので、eスポーツの麻雀大会で、それが実践できると思います。すごく楽しみです」
岡田紗佳プロ
「選ばれたプレーヤーのみなさんと麻雀格闘倶楽部のトーナメントで実際に戦いができるということで、すごく楽しみにしています。私もぜひ、『eMAH-JONGプロ』 の一員として、共に戦えたらうれしいです」
続いて、ステージ上に設置された麻雀格闘倶楽部の「eMAH-JONG特別筐体」を使用し、エキシビションマッチが行われた。対局は東風戦で、参加選手は佐々木寿人プロ・白鳥翔プロ・高宮まりプロというMリーガー3名に中田花奈プロを加えた4名。実況を伊達朱里紗プロ・解説を森山茂和会長が務めた。
対局では女性プロ2人がハネ満を決め、最後は高宮プロが寿人プロから出アガリして勝利を収めた。演出などもド派手で楽しめるものとなっており、実際にプレイしていてもテンションが上がりそうだ。
最後に、沖田社長、森山会長、そして登壇した麻雀プロたちによるフォトセッションが行われた。
麻雀ゲームにおける一大イベントとなりそうな本大会。まずは続報を待ちたい。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。