朝倉康心、
胸を張れっ…！
手痛く
負けた時こそ…
胸をっ…！
文・江嵜晋之介【火曜担当ライター】2021年11月16日
Mリーグ2021シーズンも早いもので、レギュラーシーズンの3割弱を消化。11月も下旬に差し掛かり中盤戦が迫ってきている。
「まだ序盤だから」と様々なところで言われ続けていたが、気づけばチームポイントに大きく差ができている。
1位は言わずもがなEX風林火山。
個人成績首位の勝又を筆頭に、2位のKONAMIにダブルスコアをつけている。
そして徐々に目立ってきたのが下位のチーム。
序盤こそ混戦だったものの、気がつくと7位と6位の差が広がりつつある。
そして第2回戦、U-NEXT Piratesの登板を任されたのは朝倉康心だった。
１回戦は石橋が悔しい3着となり、ここは悪いリズムを止めたいところ。トップを勝ち取って今日のチーム収支をプラスで終えることができるか。
大和証券 #Mリーグ 2021
11/16(火) 26日目/90日第2⃣試合の出場選手発表
東家：#朝倉康心
UｰNEXTパイレーツ▽まもなく第2試合開始！
— Mリーグ/プロ麻雀リーグ (@m_league_) November 16, 2021
第2回戦
東家：朝倉康心(U-NEXT Pirates)
南家：沢崎誠(KADOKAWAサクラナイツ)
西家：二階堂瑠美(EX風林火山)
北家：茅森早香(セガサミーフェニックス)
序盤、リードしたのは朝倉だった。
東１局、親番ではリーチ三色の7,700点を出アガり。
東２局１本場では、2着目の瑠美からリーチ一発
裏ドラの8,000点を出アガる。
そして東３局では、バラバラだった手牌に連続で有効牌を引き入れ、七対子ドラドラ
単騎のテンパイを入れ先制リーチをかける。
誰からでも出そうな。
打点も待ちも申し分なく、北家の茅森が１枚持っていてすぐ放たれそう…！ さらにリードを広げるかに思われた。
しかし、ここから状況は一変する。
リーチを受けて一発目の沢崎の手牌。
沢崎はここから…
を切った！！
この手牌で一発目にを切る人がどのくらいいるのだろうか？
現物はないにしろ、自身の手牌が全然整っていないところから筋の
辺りを頼りたいところ。
しかし沢崎は、を選択。が通れば中筋になった
も通しやすくなり、手牌がうまく育てば789の三色まだ見えるため、ここは強気の選択をする。
親の瑠美の手牌。こちらもなかなか厳しい形だが、一発目無筋の
を勝負！
沢崎に続き親の瑠美も無筋を連打。朝倉のリーチに対して強気な攻めを見せる。
2人の攻めにより、アンパイが増えた茅森は引き気味に構えることになり、結果的に朝倉の当たり牌であるが出ない形になってしまった。
そして親の瑠美が両面待ちで追いつきリーチ。
朝倉が当たり牌を掴んでしまう。
トップ目だった朝倉の12,000点放銃により瑠美が持ち点を回復させる。
東４局
ここでまた沢崎が面白い選択を見せる。
6巡目に役無しカン
待ちにしていたところで8巡目に
ツモ。
沢崎はここでテンパイを崩す打
を選択。
こうすることで、ソーズは3から9、マンズは1から6までどれを引いても好形テンパイをとることができる。
(引きは一旦裏目になるが、
待ちでリーチを打つのも悪くない)
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