【 #神域リーグ 第4節観戦記】第12試合 咲乃もこvs千羽黒乃vs歌衣メイカvsFra【文 #縦鳥千波 】

ドラドラあり、現物の【1ピン】が鳴きやすい。リーチにもある程度安全に押し返しのルートを残していく。

想定通り上家が【1ピン】がでたが、どうするか。

鳴いてテンパイを取らずに安全に【8ソウ】とした。残り自摸回数が少ないため、安全にテンパイをとれるルートを選んだ。このあたりの、受けながらもやれることをやる打ちまわしは流石Aランク選手だなと感じた。

終盤に歌衣選手が【7マン】を自摸。親の跳満で一気に大きなトップ目になる。

連荘して次局も、【中】の仕掛けからあっさりアガリ。

さらに先制リーチから加点。

加点・・・

また加点・・・なかなか歌衣に勝てん・・・

【ついに歌衣選手の連荘が止まる】

ここで歌衣選手の連荘を止めたのはFra選手だった。

Fraは4対子の形から、好形を固定する打【7ピン】。ダブ【南】やドラの【4マン】より【7ピン】の価値は低そうだ。

その後、見事ダブ【南】を重ねて【西】をひく。安全にいくなら先にドラの【4マン】をきる場面だが。

積極的に加カンし、赤ドラを引き入れた。ドラの【4マン】を使う可能性もみた攻撃的な選択だ。

【南】を鳴けて、次に引いた【南】、もちろんこれもカン!

【1ピン】がドラになり満貫テンパイになった。

Fra選手の仕掛けを受けている中イーシャンテンになったのは咲乃選手。ターツ選択だが、Fra選手に安全そうなターツを切った。

5巡目にFra選手が切っている【7ピン】をみると【7ピン】【8ピン】が通りそうにみえてしまう。

次巡、咲乃選手から【8ピン】がでて下2人を突き放すアガリ。咲乃選手にとっては痛恨の放銃となってしまった。

【7ソウ】待ちがこの試合のトレンド?】

南3局、歌衣選手の勢いが止まらない。七対子で先制リーチ!歌衣選手に【7ソウ】待ちがかなり通りそうにみえる。
七対子の【7ソウ】待ちとなったが、東3局を思い出してほしい。実は咲乃選手も七対子の7s待ちでリーチしていたのだ。そのときは咲乃選手のリーチは歌衣選手の仕掛けにかわされてしまったがどうなるか。

【7ソウ】が千羽選手からあふれ、歌衣選手がのあがりとなった。歌衣選手がとにかく暴れている試合になっている。

オーラス。最後まで諦めない咲乃選手。七対子イーシャンテンであるが、面子手や、トイトイ四暗刻の可能性もある手牌だ。

咲乃選手は現実的に、七対子に決めて打【北】とした。これが大正解ですぐにテンパイ。

即リーチを打つ。あがれば着順アップだ。

リーチを受けても歌衣選手は止まらなかった。積極的に仕掛けてさらに加点を狙っていく。咲乃選手に振り込んでもほぼトップなため、自身もアガリにいったほうが、トップ率が高い。

親の千羽選手がそこに追いついた。現状役ありの単騎待ちになるがどうするか。

この試合3回目の【7ソウ】単騎リーチ! 【7ソウ】待ちがこの試合のトレンドになっている。
他家がソーズの上のほうの牌を切っており【7ソウ】がいい待ちにみえる。

2件リーチを受けたFra選手が完全に手詰まってしまう。
ここも咲乃選手に満貫を振り込んでも着順は落ちないため、親にだけ通りそうな【7ソウ】を選んでしまいそうだ。
Fra選手の選択は打【9マン】で通れば2巡耐えれる選択とした。

咲乃選手が着順アップを決めた。
実はFra選手に直撃だったためここで裏ドラがのっていれば2着になれる「こんもこ」な可能性もあったアガリだったのだ。

この試合はとにかく歌衣選手がたくさんアガる試合となった。
Fra選手は積極的な【西】カンから満貫になった加点が大きく2着。
咲乃選手は七対子の選択がうまくはまり最後に着順アップ。
千羽選手は勝負手がことごとくあがれない苦しい展開だった。

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