【 #神域リーグ 最終節第29試合観戦記】天宮こころvs因幡はねるvs天開司vsルイス・キャミー【文 #縦鳥千波 】


天開選手も高め一通でテンパイしてリーチ!

このリーチのあたり牌を親の天宮選手がつかんでしまった。


安めでの放銃で安いかと思いきや裏3でなんと満貫に!四暗刻やら当たり牌単騎のリーチや裏3と見どころたっぷりの派手な局となった。

【ドラに愛されてるのは誰か】

南2局、またもルイス選手が先制テンパイをいれるが、ドラのないカン【3ピン】待ちはダマテンに。


一方、親番が無くなってしまった天宮選手にドラゴンガールらしくドラの【3ソウ】が重なる。


そして、ドラが場にでると大明槓をしてドラを強引に集めた。
吹っ切れて自由に打っていて清々しい。私の場合ドラが場にでるとポンやカンをする衝動にいつもかられてしまうので、思い切ってカンしてくれるとスッキリする。


因幡選手はドラを大明槓されようが、まっすぐ手を進めた。
とにかく自分があがらなきゃいけない状況なのだ。
ここでチートイツと、メンツ手の選択となった。【8ソウ】を切れば両天秤にかけることもできる。


【2ピン】を打ちメンツ手に決めた。最後の親番、最悪形式テンパイでもとらなければいけないため、チートイツの評価が下がる。

両天秤にとらないのが大正解で打点はないが、リーチにたどり着いた。


下家の天開選手がなんと唯一【4マン】がでてしまう牌を引いてテンパイしてしまった。
天宮選手も因幡選手も天開選手もみんな加点したいため、引く選択はない。


なんと裏が3枚のり満貫に。
天開選手は「俺もさっき3枚のったからなあ、、、、おあいこだなこれで」
これも清々しい反応で素晴らしいマインド。見習いたい。


ドラを大明槓するも不発に終わった前局だったが、今度は最初からドラが4枚!
しかも自風。天宮選手もこのままじゃ終わらない。


当然すぐにカンした。最後の試合はチーム順位よりも、思い切って気持ちよくプレーするというのが、今回のアキレスの最終節の方針なのだ。

ドラの暗槓をみてもルイス選手は変わらず【白】のポンから局消化を進めた。たしかに今こわいのは天宮選手への放銃でなく親の連荘だ。


2件の仕掛けに囲まれた因幡選手は上家からでた【2ソウ】をチー。


しかけづらい両面だったが、速度を合わせて100連荘くらいしてやるぞといっているかのようにみえた。


しかし因幡選手はそこから進まず天宮選手が先にテンパイした。
ドラ6の天宮選手らしいテンパイだ。


3人がしかけているなか、天開選手がドラを重ねて追いついた!

しかし選んだ打【5ソウ】で天宮選手に放銃。ドラゴンガールの餌食となった。
裏3裏3ドラ大明槓ドラ暗槓と、ドラがたくさん重なる局が続いた。選手達の華だろうか、神域リーグ最終節にちょうどこんな盛り上がる試合が生まれた。

【ステルス・ルイス】


親番天開選手はくっつきのイーシャンテンでチャンスだ。


なんと受け入れを大きく減らす打【5マン】で必ず【赤5ピン】を使うようにしたのだ。
この試合ではとにかくホンイツなどで打点を追っていた天開はここでも、最大打点を追ったのだ。


次巡、引いたのはまさかの【9マン】
ドラ単騎でリーチとした。ドラが重なっているこの試合だと後1枚のドラも引けてしまいそうな気がする。


このリーチに【5ソウ】【1ピン】【4マン】【3ピン】と押して追いついた因幡選手がリーチ。
神域リーグの最初のころは自分の手がよくても相手のリーチにすぐ降りてしまっていた彼女だったが、この神域リーグ期間中に成長したのだろう。
ポイントを稼いで後はチームメイトにゆだねるんだ。


2件リーチとなったが、あがったのは2人のどちらでもなかった。
ルイス選手がテンパイしていたのだ。

親リーチ相手に安牌3枚持っているトップ目のルイス選手だったが、無筋の【3ソウ】を押して自分で勝負を決めにいったのだ。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀「何切る」問題におすすめの本!/