オーラス最終切り番で東城りおに突きつけられた“究極の二択”【Mリーグ2022-23観戦記1/19】担当記者:ゆうせー

オーラス最終切り番で
東城りおに突きつけられた
“究極の二択”

文・ゆうせー【木曜担当ライター】2023年1月19日

第1試合

東家:東城りお(セガサミーフェニックス)
南家:渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)
西家:萩原聖人(TEAM RAIDEN / 雷電)
北家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)

半荘の折り返し地点を過ぎて、一歩抜け出したのは、

東城だった。微差トップ目で迎えた親番、ツモアガリを決める。

火曜日の2試合目のトップから、日を跨いでの連投となった東城。
ここは連勝を決めて、現在7位のセガサミーフェニックスにポイントと勢いを持ち帰りたいところだ。

そこに待ったをかけたのが、

東城と同じように火曜日2試合目からの連戦となった渋川であった。

前回の試合では、東城がトップで渋川が2着。同じ相手に、やすやすとやられるわけにはいかない。

南2局、渋川は親番の勝負手で、

一旦、【1ピン】【4ピン】待ちに取ったあと、

再び【6マン】をツモって、

今度はマンズリャンメンへと切り返す!

これは、

下家の萩原に、ダブ【南】の仕掛けが入ったことが大きい。

【2ピン】は萩原の現物で、【3ピン】も河を見ると愚形の受けはなさそうだ。マンズを切っていくよりも、ピンズを落とす方がはるかに鳴かれにくい。

【1ピン】【4ピン】待ちは景色としていいが、枚数の面ではもう一枚切られると厳しいというのもある。

その後、

ドラの【白】を持ってきても、ここはゼンゼンゼンツでツモ切り。

萩原にポンをされるが、

テンパイしてリーチ!

二分後に来たのは、

【赤5マン】

ターツ選択を完璧に決めて、メンピンツモ赤3の6000オールとなった。

渋川は続けざまに、

ホンイツによる二の矢を放つ。

さらに、

【東】をポンして連荘を狙う。

渋川の上家に座っている東城、

【9ソウ】をツモってきて、

【1ソウ】とした。

これは実に味な一打だ。

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