『河野さんは連盟の日吉さんに似てますね!』
筆者と内川さんの出会いは今から7年前。
当時、近藤誠一プロと佐藤聖誠プロが月に一回2人が固定でゲストを呼び練習する時に、たまたまゲスト側で内川さんと一緒になり麻雀を打たせていただいた。
練習が終わり、4人で食事に行った際に、冒頭にあるセリフを言っていただいたが、正直あまり日吉さんのことは知らなくて誰なんだろうと思っていたが、その日1日で3.4回言われたので、帰り道日吉さんを調べたのは鮮明に覚えている。(笑)
ちなみに瑠美さんにも日吉さんに似てると言われていたので、勝手に親近感だけ湧いていた。
そして現在。
一緒に日吉さんと仕事をすればするほど気付かされる。
日吉さんという天才と似ていると言われてたのは元気でいっぱい喋るところだけだったかなとね‥。
皆様こんにちは!
週末記事担当、最高位戦日本プロ麻雀協会の河野直也です!
今回の究極の決断は自分が解説した2月13日の第1試合から!
それでは早速スタート〜!
昨シーズンチャンピオンチームのKADOKAWAサクラナイツは今シーズン、かなりの苦戦を強いられている。
残り22戦。
まずは順位表をご覧いただきたい
7位のセガサミーフェニックスとは51.3ポイント差。
終盤戦の最初の山場を迎えたのは間違いなくサクラナイツではないだろうか。
先発 『内川幸太郎』
ここまで17戦。
個人ポイントは-92.4。
厳しい戦いであることをチームポイントが物語っているが、内川は筆者目線からすると、チームのムードを変える存在であり、苦しい時に勝つ男。
そう。
『ムードメーカーヒーロー』
と、勝手に名付けてみた。
本当にネーミングセンスがないが、筆者の川柳を聞いてくれたことがある人なら河野ならしょうがないになるだろう。
この試合。
見ていた人なら分かるだろう。
このキャッチコピーも頷けるということを。
南3局1本場 親番 ドラ
前局に微差のトップ目に立った内川。
トップが欲しいこの場面。
二の矢を放ちたい‥
この思いは内川にはあっただろう。
配牌はこちら
現状ターツは足りている。
打牌候補は浮いている、、、の3択だろう。
選んだ初打は
。
筆者はこの日解説をしていたのだが、少し意外であった。
役牌であるが対子での重なりは嬉しい。
はチャンタや三色など高打点の種。
そしては好形を作る為には必要な牌ではあるがペンの部分はネックではあるがドラがの為いつものペンチャンよりも価値は高い。
以上のことから、打点作りも上手い内川ならを切るんじゃないかなと思っていた。
では、なぜ内川がから切ったのか?
『局面にマッチした打牌』
これではないだろうか。
トップ目ではあるが、この局面、
2着目の伊達は内川の連荘は避けたい。そしてもちろん内川を捲ってオーラスに向かいたい。
3着目の日向もほぼ同じである。
そして4着目の萩原は残り2局と考えた場合、自身が着順アップする為にはどうしたらいいかを考えると、やはり高打点のアガリを決めたいと思う。
こう考えると、全員がこの局は全力でアガリに来るんじゃないかと推測できる。
しかも、ある程度打点も欲しい。
一方、内川の手牌。